ゴーレムです
「かっこいい…」
「ここで驚くべきは今ここでゴーレムが作られた事に驚くべきだと思うんだけど…」
「確かに…」
生徒の好奇心の目がゴーレムと自分に向いている、そういえばこの世界の魔術を全然把握していなかった、今やった事は自分の世界では普通にできた事だ、まさかこんな事ができない世界のか…。
「もう1回作るよ」
生徒達の視線が痛い…。
「まずはおおよそのゴーレムの形をイメージします、それから土魔法でこの材料を制御下に置く」
先ほど作ったゴーレムを崩すとブーイングがくるかもしれないのでまだ使用していない土を使用する。
「それからある程度形をととのえてから徐々に細部を全体のバランスを見ながら整えて、これで完成」
「おぉー!!」
「これもなかなか…」
「小さいのにカッコイイ…」
次に作ったのはさっき作った元ネタのバージョンアップ機だ、もっとも大きさは14センチほどでプラモデルと同じ大きさだ、記憶もあいまいだったせいでいくつか形状が異なってしまっている。
「つまり土魔法で外側を作ればいいのさ」
ちょっと決メ顔をすると生徒達が俯く。
「でも私、土属性の適正ない…」
「というかたぶん全員適正ないよね…?」
この世界の魔法は個人に適正がないと属性の魔法が使えないらしい。
「じゃあ、無属性はどうかな」
無属性は全員が使える世界でありますように…。
「無属性なら、みんな使えるけど…」
よし、きたなんとかなった。
「大切なのはイメージだ、どんなゴーレムを作るか、だよ」
かっこつけたところで丁度授業が終わる鐘がなった、これから先はこの世界の魔法について説明ができなので助かった。
「ちょうど授業が終わったな、次はゴーレムの戦術運用についてだ」
「先生、そんな事よりそのゴーレムの作り方について教えて欲しいです!」
「先生、私も!」
「え、めんどう」
「ゴーレムを作る上で重要な事がある、それは何をさせるかだ、目的もなくただ飾りたいだけなら絵を買えばいい、それか銅像でもいいな、違うだろ動いてこそだろ、そのためにはまず目的が必要だろう、だから次回はそのためのゴーレムの戦術運用だ」
「なるほど…」
「確かに…」
「帰りたい」
「そういう訳だ、じゃあ今日は解散!」
5人の生徒が元気よく挨拶して初日の授業が終わった。
「お疲れ様です、初日の授業どうでした?」
「生徒達が熱心に聞いてくれたのでついつい説明に熱が入ってしまって早口になってしまいました、これは本当に気を付けないといけないですね」
「そうですね、生徒にしっかりと伝える必要がありますからね、生徒がもっといれば処理が追いついてないですよ」
「そうですね、ところでお願いがあるのですが…」




