ゴーレムの仕組み
「お届け物です」
ジャージを来た初老の男性がダンボールを抱えていた、サヨが受け取ると男性は逃げるように去って行った。
「なんだった?」
「荷物みたいです」
サヨがダンボールを下す、引き寄せようと掴み力を込めるがビクともしなかった、一体何が入っているんだ。
工具の類は部屋にあったので、慎重にダンボール箱を開ける。
「この世界にもダンボールはあるんだな」
「そうでもなさそうですよ」
箱を開けたサヨが残念そうに言う、箱の中は日本のスーパーに売っているような食材と調理道具だった。
手紙も入っており、内容は、
この世界の飯は魔物などを使用しており、生理的嫌悪があってご飯が食べれない人が過去にいたらしく、食材をこうして送っているそうだ、この世界に炊飯器が無いため米は無く麺が多く入っていた。
「……冷蔵庫の中ってみた?」
「見てないけど」
2人で冷蔵庫の中を見ると確かにグロかった、匂い事態はそんなにないものの、確かにこれは食べられなくなる人も出てくるだろう。
「……とりあえず冷蔵庫の中身を入れ替えよっか」
「……そうね」
食材の一部を入れ替える、ここの世界の食材はなるベく細かく刻みペースト状にして片栗粉と生姜ペーストを混ぜて肉団子にして鍋の素材にする。
出した食材の量が多かったため、鍋事態の量が多くなってしまったが、もともと味は良く、見た目はかなり改善されたので食べきる事ができるだろう。
「さて授業開始まで出来るだけ用意するか」
本日の分の鍋を食べきり授業内容を確認する。
主にこの世界でのゴーレムの歴史だったり、戦闘での運用などだ、後はゴーレムのカスタマイズを少しする程度のようだ。
授業の内容は本筋さえ変えなければ少々の変えても良いようだ、もっとも人に物事を教えた経験が無いので最初の方はなるべく教材通りにしてなれたらアレンジしていく方向でいこう。
「そういえばサヨってここらへんは詳しい?」
「うー…ん、系統が微妙に違うから感覚でしか作る事はできないし、説明となると無理だと思う」
「そうか…」
「ごめんね、私は自分の体と装備のメンテナンスと同じ系統の機械類なら説明できると思うけど、この魔力を駆動系統の全身に行き渡らせる方式みたいだけどかなり面倒くさい仕様だよね」
「そうなんだ」
サヨから一通りゴーレムの仕様について教えてもらったが確かにこれでは生徒などに教えるほど詳細ではないな、教科書にも言い方は違うものの載ってるし、機械と違うから魔法は奥が深くてしかも世界事に微妙に異なるしこの世界の魔法についてある程度把握しておかないといけないのか……これは困ったな。




