閑職が主力に
敵が入ってきた瞬間に倒しているせいでついに警戒してだれも入ってこなくなった。
「あーどうしよ……、外で倒してもいいですかー?」
「……できれば中で頼む」
上に向けて言ってみると返事が返ってきた、正直やりすぎたと思う、サヨが。
「アレを引き寄せてここで始末するしかないかぁ」
「やってみるかなぁ」
「できるの?」
「できるかどうか分からないけど試してみるね」
サヨが悩みながら武器をとりだしていく、なんていうかこれは合っているのか不安そうにしている、とりだした物は大きなリールがついたボーガンだった。
「いくよぉ」
サヨが気合いを入れて敵に対して発射する、自動で追尾してくれる代物ではないようなので狙いはかなり慎重のようだ。
矢が発射さるとその軌道にワイヤーが通っており、ダンジョンの外にいる敵を捕らえると矢が大きく広がり、リールが勢いよく回り始める、そうすると敵が3人ほど巻き込まれてダンジョンに引き込まれ、銃撃をうけ絶命した。
「どうかな?」
サヨが自信なさげに上に質問してみる。
「問題はなさそうだ、その調子でたのむ」
問題がなかったようでサヨは安堵して新たな武器を取り出す、今度は電子部品がついていそうな武器で適当で発射して複数人を拘束してダンジョンに引き込んで倒していく。
しかしこの手段も向こうが更に距離をとることで対策されてしまった。
「もうさすがに無理じゃあ……」
「……それじゃあしばらく敵がくるを待ってくれ」
「わかった……」
正直出てさっさと済ませたい気持ちだが、指示に従わないといけないような気分があるので渋々敵が来るのを待つが、警戒されているのでなかなか入ってこない、この世界の人間を装っていく手段もあるのだがこの世界の人間は最初にあった3人の男性のみで普通に出るだけでは全力で敵対される可能性が高いので迂闊にダンジョンの外にでられない。
「あ、もう多少強引でもいいから引き寄せてくれ!」
敵が入ってこないかとのんびりまっていると、いきなり少年の慌てたような声がフロア中に響く。
「じゃあ強引に……」
なぜかいきなりサヨがやる気をだして翼を広げて外に飛び出した、リールから激しい音が鳴り響きワイヤーが無くなったかと思うとすごい勢いでまきとりだすと外にいたであろう人たちが次々とダンジョンの中に入ってきた、いったい何をやったのだろう。
呆然の突っ立ていても何もしないでいるとこちらが攻撃を受けかねないのでサヨの武器を起動させる、しばらく銃撃しているとサヨの武器が突然消え、敵が入ってこなくなった。
「あやうく自分の武器を受ける所だった……」
サヨが青い顔をしていたのでギリギリで消したのだろう。




