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今回の宿

「今回もネカフェかなぁ…」

「基本的にそういった所はあんまりよくないから今回はホテルとか泊まろうよ」

「そうだなぇ……」

 自分の体は割と丈夫な方で最悪野宿でアスファルト程度なら1晩程度は我慢できるが連続はキツイ、しかしサヨもいるので地べたに寝るわけにはいかない、それにサービスが良い場合があるので良く利用したかったりする、特にジュースが飲み放題なのがいい。

 しかしサヨから意見があったので今回は近くの適当なホテルに泊まる事にする。


「じゃあさっそく探すか、一応転生者がいるところの近くにするか」

「さっきからずっと同じところにいるからもしかしたら拠点にいるのかも」

「そこから近くを探すか……、ネカフェで」

「そう、だね」

 この世界のネットワークにアクセスする手段がないので結局ネカフェを使って調べ事をする事になった。


「うーんコレとかどう?」

「いや素泊まりはなぁ……」

「でもここなら結構近いし……」

「あ、これは?」

「うーんそこしかないのかなぁ」

「じゃあそこで」

 決めた所はホテルではなく民泊で値段自体は変わらないが近いのもあるのと日程がいつでも延長できるとのことでそこに決定した。

 ついでにこの世界の怪人についても調べてみる、怪人が出現したのはここ最近のようでまだ詳しい事は分かっていない、匿名掲示板などでも探してみると変身ヒーローの存在が指摘されており、何かのプロモーションではないかという結論になっている、つまり未だに怪人に対して警戒心はないようだ。

 とりあえず民泊に向かおう。



「なんでここに?」

「なるほど、サヨが渋った理由が分かったよ、でも別に問題ないよ」

 民泊に向かうと転生者も泊まっていた。


「医者じゃなかったか?」

「医者ではないかな、とにかくしばらくここでお世話になるよ」

「そ、そうか……」


 夕食の時間になり、食堂にあるテレビは今回の怪人についてのニュースが放送されていた、どうやらこの世界では怪人と変身ヒーローの区別がないらしく、同じような扱いになっている、町の中で暴れまわっている迷惑な物として報道されていた。

「なんがか物騒な世の中にありましたね」

「あんなの作り物とかじゃいのか?」

「作り物とかだったら報道番組で話題に出ないでしょう」

「そうなのかなぁ……」

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