プログラムはもはや魔法
「どうしたの気分でも悪い?」
「ソナーやら光学センサーやらいろいろ飛んでて鬱陶しいし、こっちが飛ばしたら探知されるからできないから本当に気持ちが悪い」
「てことはココに出現したのってバレバレなのかな」
「最初は透かしていたけど、いずれバレるだろうしたぶん今はモロばれの状態だよ」
それってやばくないか、不法侵入的な意味で…。
突然轟音が上空を横切る、2人が咄嗟に見上げると人の形をした鉄の塊が黒煙を上げながら落下していくのが見えた。
「結構近いな、とりあえず行こうか」
「はい」
人の形をした鉄の塊……、というかロボットが落下していく状態がちょっとカッコイイと思ってしまった、おかげで早足からだんだんと走り出していた。
ロボットの落下速度が結構早く、追いつく前に地面に衝突した、その衝撃で躓きそうになるが何とかこらえて落下したロボットの元に向かう。
「うっ…!」
ロボットに近ずくにつれて、焼け焦げた悪臭が強くなり、駆け足がゆっくりになってる。
「ねぇ、悪臭って防げない?」
「さすがに匂いは無理かな」
「むう、しかたないか」
ロボットに近ずくと段々とその大きさがおおよそ解ってくる、足から頭までたぶん20メートルほどあるだろうか…。
「ねぇ…」
ロボットの大きさに感動しているとサヨが袖を引っ張ってくる。
「ぬ、なんだね?」
「黒煙を上げていないのが3体こっちに向かっているよ」
「ファ、どこかにかくれないと…」
「それは無理だと思う、たぶんもう感知されているから」
「こうなったら……」
手を上げてこっちが無害だと証明するしかない!
10秒ほどすると僕の肉眼でも確認ができた時速は解らないが、とにかくに早い速度でこちらに向かってきている、武器らしきものは体のいたる所に装備されているがこちらに向けてはいない。
『そこの2人、なぜそこにいる!』
向かってきたロボットから拡声された音がはなたれる、ていうかうるさい。
「すいません、興味本位です、なんでここにいるかは知りません!」
出来る限り叫んでみた、向こうに聞こえるのだろうか…。
『そんな事が信用できるかぁ』
どうやら聞えていたようだ、問答の内にロボット3機が目の前に着陸した、墜落したロボットとデザインが明らかに違うのでもしかして敵対とかしていたのだろうか。
ロボットがしゃがみ腹の付近が開き、中からジャラジャラした服を着た人が銃口をこちらに向けて出てきた。
「隊長、この2人はデータにはありません…」
右のロボットから出てきた若い男性が隊長と呼ばれた真ん中のロボットから出てきた人に話しかける。
「チッ、俺たちはそのロボットに用がある、お前らは何も見なかった、いいな」
「命は惜しいですから僕は何も見なかった事にします」
逆らったら殺されるような気がしたので大人しく引き下がる。




