凍土の防衛戦2
「先制します」
サヨがミサイルを4つ出現させ化け物に向けて発射する、ミサイルは真っ直ぐに化け物の元に飛んでいき一度向きを変えて減速し化け物の真上から当たりにいく。
「すごい起動だな」
「そうしないと向こうにも肉片とか飛び散るよ」
「あそっか、でもアレも残り少なくないかな?」
「ミサイルの方が用途が違うから何とも言えないけどこっちは弾の4分の1くらいかな」
どっちにしろ確実に当てて行かなといけないな。
「とにかくこれで化け物いなくなったかな?」
「うーん物陰に隠れられているとわからないけど私は探知してないかな」
「よし、狼煙の所に急ごう」
「うん」
「明らかに罠っぽいね」
狼煙の元に向かうとドラム缶から炎が上がっておりそこから煙が勢いよく出ている、その周辺はきれいに整備されていてゲームのセーブポイントみたいにも見える。
「お前、どこから来た?」
ドラム缶に近づくと後ろから男性の声が聞こえてきた。
「どこって宇宙から?」
正確には異世界からだがそれは流石に信じないだろう。
「それは俺たちを救出にきたのか?」
後ろからカモフラージュ用のマントを外してこちらに向かってきた、髭に覆われておりかなり老けて見える。
「そうなりますね…」
「いまさらか…」
「はい?」
「今更来てもおそいんだよ」
いきなり怒られても困るんだが、というか自動で翻訳されているこの世界の技術って本当にすごいな。
「どういう事なんですか、自分達は化け物を殲滅に来てたまたま狼煙が見えたので来たのですが…」
「あ……、あぁそう言う事か……、すまんかった」
男性は上げていた拳を落とし力なくうなだれる。
「いえ、ほかに人はいなんですか?」
「いや、生き残りは俺だけだ……」
さらに力が抜けたのが座り、大きく息を吐く。
「のこりは全員死んだよ、俺だけ何故か生きてるんだよ」
「それで救助をまってずっと火を?」
「いや、なんだろうなぁ、みんながずっとやっているからって自分もやってただけだ、燃料は無駄に有り余っているからな」
「その燃料を分けてもらう事は…」
「いいぜ一応救出してくれんだろ、なら全部使えばいい、こいつらから生き残れたならな」
いつの間にか化け物が向かってくる音が聞こえてきている、サヨはすでに感知していたのか銃を構えていた。
「そんな玩具じゃアイツらにはかすり傷1つ与えられないぜ」
「これは玩具じゃないですよ」
サヨが発砲してみせると男性は銃声におどろく。
「へぇ、いまだに現役の物が残っているなんてな大切しろよ」
「当たり前ですよ」
街中というのもあって銃声が遠くまで届かなかったのかこちらに向かってくる化け物の数が少なく、短時間で殲滅が終わった、それから転生者達と協力して物資をすべて船の中に移動される、食料と燃料の備蓄が増えたのは助かったものの弾薬などはなくサヨはがっかりしていた。




