聞いているだけの戦闘
銃声に引き寄せられたのか化け物が警戒しながら3体現れた。
「躊躇う必要とかってあります?」
サヨという戦力がいる以上相手は下手に攻撃を仕掛けてくることはないだろう。
「いえ、全て倒してください」
転生者から怒りを堪えたような声がした、振り向くと他の人も化け物に対する視線がキツイ、どうやら相当の煮え湯を飲ませれていたようだ。
「だそうだサヨ」
「わかった」
銃の弾を装填して化け物に向けて放つ、化け物はシールドのようなものを展開したがそれを貫いて化け物を倒す。
「さすがです、化け物が来た方向げ向かって巣を破壊しましょう」
自分の肩をがっつり掴んで化け物が出てきた方向に進む、サヨは自分を守る必要があるので無表情で前を進んでくれている、両手に2連装の銃を持って周囲を警戒している。
「そういえば化け物以外の生き物がいないというか静かですね」
先ほどの銃声で逃げてしまったのしれないが時折吹く風の音と自分達の足音しか聞こえてこない。
「奴らが食い尽くしたのですよ、タンパク質なら何でもいいようですよ」
つまり地球上の生き物はほぼ全て捕食範囲ということか。
「植物は消化できないようで放置されており、こんな有様ですよ」
「なるほど」
化け物が巡回ルートにしている所以外は簡単に立ち入れそうにない。
「前方敵5」
「撃て」
サヨが簡単に敵の情報を知らせる、どうせ殺してほしいだろうし始末をお願いする、今度を更に大きな銃声上げて発砲する、大きな音で周囲が震えたようだが、サヨが魔法で衝撃波を防いでくれているようだ。
「これで来るんじゃないんですか?」
2連装の銃を収めて今度は細身の銃を出す、そういえば一体何種類の銃を持っているのだろう。
「用途に合わせて組み合わせているから実質無限」
「あれ、声に出してた?」
サヨを含めて全員がうなずいていた、いったい何時から声に出していたんだろう。
前方から複数の足音が聞こえてる。
「1人で行ける?」
「アレなら大丈夫」
淡々と口調で銃をひたすら連射してく、化け物はまだ接近していないので遠くで悲鳴などが聞こえるだけで現実味があまりない。
「すごいあんなにあっさり」
ちゃんと化け物は倒しているようだ、手持ち無沙汰な感じがあるがしばらく森林浴をしているとしようと思ったが銃声と悲鳴と何かが弾ける音が聞こえてくるので落ち着けなかった。
「……暇だ」
思わずつぶやいてしまった、サヨの耳にしっかり届いていたようで銃を追加して弾幕が厚くなり直ぐに全滅したようだ、それから銃を一瞬で収めて抱き着いてきたので受け止めて頭を撫でながらねぎらう。
こうなってしまえばしばらくは離れないだろう。




