恐怖
俺の朝の目覚めはいつも悪い。しかし今日は違った。なぜって?そんなのあたりまえである。となりに美少女がいるからだ。
「ふぁー!...あ、おはよう!この後仲間探しに街に行こっか!」
そう言いながら出かける準備をし、出かけようと外に出るとあるものが落ちていた。
「ちょ、こ、これ...」
困惑しているとソーブリオが
「昨日あなたが欲しがっていたでしょ?あげるわよ!」
と意味の分からないことを言ってきたのだ。
「は!?暴論にもほどがあるだろ!?」
あるものそれはそれは動物の糞がたっぷりとついているのだ。なぜそのようになったかと言うと昨日の深夜にまで遡る。昨日の深夜ソーブリオが外のトイレに行ったときに毛布をかぶったまま行き、その毛布を落としてしまったのである。そして寝ぼけて落としたのに気づかずに戻ってしまったのである。しかもこの毛布、この小屋の貸主に借りたものである。しかもここの貸主は老爺でとても怖かった。
「ど、どーするんだよ!これ!あの怖い爺に持っていかないといけないじゃないか!!」
するとソーブリオは可愛くこう言った
「稜、お・ね・が・い!」
と上目遣いで頬を赤らめお願いしてきたのだ。
「そんなこと言われても、いわれても...」
・・・無条件降伏だ。謝りに行くハメになってしまった。
ここがとても緊張するところである。そうピンポンを押すところだ。動物の糞がたくさんついている毛布を片手に、震える指の震えを抑え冷たいボタンを押す。緊張しすぎでピンポンの音が聞こえていなかった。貸主の家に入っていくととても大きなクマのぬいぐるみがあるのだ。そして客間に通された。そして貸主が口を開いた。
「あんた、悪魔退治に行くそうじゃないか」
俺は焦ってしまいこう言ってしまった。
「す、すいません!なんでもしますから!」
言ってしまった。意味の分からないことを...
「今君、何でもするって言ってくれたよね?」
な、何をされるんだろう。殺されるのか!?
「は、はい」
貸主が一瞬間を置き話し始めた
「私の娘を悪魔退治に連れて行ってくれんかね?」
一時間ごとの更新ラストになります!()今回の章からは少し長めになりますがこれからもがんばってやっていきます!