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Clown of tears  作者: 梅ぽん#
第一節 第一章 事の始まり
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プロローグ

この小説には残酷なシーンが含まれているので苦手な方はご注意ください

私はいつも夢を見る

白い霧の中に一人だけ

そこは、森の中みたいでかすかだが木の揺れる音がした

私は、助けを呼ぼうと必死に声を上げる

しかし、声はこだまして消えるばかり

助けも来ない、帰れない

そんな恐怖を抱いていると

さっきまで、周りが見えないほどの濃い霧がまるで嘘のように消え去り目の前に大きな建物が現れた

それが何かは分からないがとにかく大きな建物

それは、まるで自分に近づいてくるように段々と大きくなっていった

いいや、違う

私が近づいて行ってるんだ まるで、引き寄せられるように....


扉の前に来ると誰かに後ろから呼びかけられる

「行くな、行っちゃいけない」とそれはかすれるような今にも消えそうな囁き声だった

しかし、その声は私には届かなかった

私は扉を開け中へと入って行く

すると、今度は違う声で

「ようこそ」と歓迎されるのだ

その声はさっきとは違い、低い声なんかじゃなく私を暖かく迎えてくれる優しい声だった

私は、気持ちを高まらせまるで初めて遊園地に来た子供のように胸を弾ませる

しかし、私はこの後の事が分からない忘れている訳ではないのだ

これは、夢なのだから続きを知らない

でも、今回は違う....

夢ではなく、私の前にその大きな建物はあった

最初は、夢だと思い頬をつねったりもした

けど、頬がヒリヒリと痛むだけで建物が私の前から消える事は無かった

私は迷っていた、入るべきか入らないべきか

けれど、私は好奇心という感情に負け中に入ってしまった

まさか、呼び止められているとも知らずに

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