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妄想録  作者: りぶら
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異変の始まり―side透香―

この作品は厨二要素、ご都合主義などが含まれる可能性があります。

また、作者はプロットなどを考えるような、いわゆる「ちゃんとした書き方」というのは出来ない人物なので話が支離滅裂になったり、話が進まなかったり、更新が遅くなったりします。

そういうものが全て許せる…そういう方はどうぞお進みください。

教室の窓辺に、一人の女生徒が座っていた。

目立つ点といえば整った顔立ちにフレームのない眼鏡、片手に本を持って図書館にでも居ればそのまま絵になるような、そんな彼女の名前は水湧透香みずわきとうか

一見文学少女風の彼女も交友関係は普通。普通に友達と町にショッピングに行くし、付き合いの為にゲームセンターやカラオケなどで遊んだりもする。

しかし、彼女はそのような「ごく当たり前と思える生活」の中で「ありえないようなもしも」を想像していたりする。「あ~…なんかこう…急に空が緑になったりしないかなぁ」大抵唐突にこんなことを思っている。なんの脈絡もなく。

普段ならなんの影響も及ぼさない、そんな妄想。しかし、この時は少々違った。

「…?雲が…緑?」

緑色の雲である。

「私の妄想が具現化…?まさか…」

見間違えかと思ってもう一度よく見てみる。

「…そんなわけないわよね。」

―――『雲』はいつもどおりの姿をとっていた


さっきのは驚いた。

まさか一瞬でも雲が緑に見えるなんて…本を読みすぎて疲れているのかしら。

そう思い私は本を閉じ、帰り支度を始める。

―――今日は早く寝てしまおう。

そう思った矢先、視界が暗転する。

―――あれ?ひんけつ?そんな……そんなにつかれてたのかな…私

抗いようもない、そんな感覚に身を委ね、私は堕ちていく。暗い、くらい、意識の海に。


起きてみたらなんでもない、私が帰り支度をしていたさっきの教室だった。

―――さっきの感覚は一体…

病的なものかも…とちょっと不安に思ったりもしたけれど、今回が初めてだったのと時間がさほど経っていないのとでさほど気にしなかった。

だけど気付かなかった。私が、この世界と物凄く似ている、だけど全然違う「模造世界(イミテーションワールド)」に来てしまったのだということに。



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