君の知らない僕
君僕の事を何も知らない
「頑張れ」って、いつも言う
僕、頑張っているよ…………?
君の知らない所ですごく頑張っている
「お前強いな」笑いながら君は言う
強くなんかないよ。心の中はいつも大雨
ただ、君の前で泣いたら涙が溢れ出すから。止まらなくなるから。
君は、僕を傷つける
それでも、僕は笑う
君に傷を知られないように
「なんかあったらすぐ言えよ」
本当に……本当に言ってもいいの?
君は、僕を受け入れてくれる?
『大丈夫だよっ!』
僕は言う。笑いながら
君を傷つけないように
君の前で、泣いてしまわないように………