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第5話

カランカランとドアにかけてあるベルが鳴った。


「いらっしゃいませ!」


角と牙が生えた、赤い肌の男性が訪れた。


「見慣れないお店があったから入ってみたが......このお店は雰囲気がいいな。

お嬢さんはここの店員さんか?」


「そうです! ここでは、お客さんの不要になった物の買い取りと販売を行っています。」


男性は目を丸くした。

「不要なものを買い取ってくれるのか! 俺は赤鬼のアオだ!

じゃあこれと、その品を交換することはできるかい?」


アオが差し出したのは、棘が潰れた金棒と、交換を希望する特大の寸胴鍋だった。


「人間と鬼が助け合って生きる世界を理想とするやつがいてな。そいつが縁を繋いでくれた村から、いつも食料などを分けてもらっているんだ。そのお礼に料理を振舞っているんだが、これがかなり好評でな。いつも量が足りなくなる。だからもっと大きな鍋が欲しくてな......」


アオは少し照れくさそうに頭を掻いた。

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