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最強ゲーマーの逆境異世界転生  作者: ゆめうめいろ
序章
2/13

01.転生

 ん?

 なんか眩しい。

 あとうるさい。

 んーーーん?

 あれ?

 ここどこ?

 なんか森の中にいるんだけど?

 いや、森の中じゃなくて林道みたいな感じな場所だね。

 

 さっきまで自分の部屋にいて、火事起きて、でそれからなんか熱かったのは覚えてる。

 で、ここにいるってことは、私死んだのか。

 んーーーなんかあっさりしてたな。

 死ぬ間際に色々考えたりしてたけど結局死んで転生(?)しちゃったし。

 今更だけどどうせなら、もっと色々やっときゃよかったなー


 まあそれはもう終わったことだし忘れよう。うん。

 で、ここどこ?


 周りを見てみると本当に林道で、なんか少し高い丘みたいになってるみたいだな。

 でもなんでこんなとこに来たんだろ?

 考えられるのは、冥界みたいな死後の世界か異世界転生かだけど、うん。

 なんか異世界っぽいな。

 明らかに地球じゃ生えていなそうな物があるし、下に街も見えるし。

 まあ、なんでここにいるのかを知るためにも下の街に行きますか。


 −−−−−街の中−−−−−


 どうやら時代的には地球でいうヨーロッパの中世あたりらしい。

 周りにある建物のデザインが明らかに最新のものじゃないし、なんか世界遺産でこんなの見たことがある気がする。


 でもいざ来てみたらあれだな。

 電気もないしゲームもないし、なんか……微妙。

 ラノベとかで転生した主人公とか見てて楽しそうだなーとか思ったりしたけど、いざ来てみると電気も水道もゲームも暖房も冷凍食品もなんにもないから、全然楽しくねーな。


 今はとりあえず現状確認が最優先だ。

 えーっと。

 いろいろ聞き込みしてみますか。


 −−−−−−酒場−−−−−−


 まあとりあえず、RPGでの情報収集の定番酒場に来てみたけど、人口密度すごいな。

 もう端から端まで人ばっかだよ。

 あと酒臭いし。

 でも情報は一番の宝だからね。

 持ってて損はないし聞き耳立てときますか。


 《一時間後》


 ふーーー

 一時間くらい聞き耳立ててたけど色々わかったぞ。

 酒場すげーな。

 で、とりあえずこの世界は冥界とかじゃなかったっていうことがわかったのが一番大きかったかな。

 これで転生したっていう可能性が跳ね上がった。


 まだまだわかったことがあるからまとめると


 ・剣と魔法の異世界

 ・一人3つまでスキルを持っている

 ・魔族との戦争が長きにわたって行われている

 ・王族にいろんな噂が立っている

 ・人族の国は3つしかない

 ・総人口は魔族と合わせて地球と同じくらい

 ・勇者と呼ばれる十個以上のスキルを持った人物がいる


 まあざっとこんだけかな。

 いやーなんか喋ってるのが日本語で助かった。

 日本語じゃなかったらほんとに大変な事になってたからね。


 で、転生(?)したは良いけどこれからどうするか。

 うーーん。まあとりあえずは静かに生活でもしますかね。 

 幸い私がいる国はそこそこ大きいらしいし発展途中らしいからスラム街くらいあるでしょう。


−−−−−一週間後−−−−−


 はーーゲームがしたい。

 まさかゲームがないってだけでこんなに毎日が憂鬱に感じるなんて思いもしなかったわ。

 まあ無い物ねだりしてもしょうがないし我慢しますけど。

 んーーーーなんか面白いことないかなー?

 お腹もすいたしバイトとかしないとな。


−−−−−街−−−−−


 バイトするって言ってもどんな仕事あんのかな?

 酒場にいた人の殆どが武装してたし、軍とか冒険者とかなにかしら私の能力が使えそうな場所はありそうだけど。

 

 ってことで、ハローワークみたいなところに来てみたけど?

 ………あった。冒険者。

 

 よし。冒険者になろう。

 なんか見てみたらこの世界冒険者ギルドもあるらしくて、結構浮浪者みたいな人もいるから身元確認とかも必要ないらしい。

 もう私にぴったりじゃないですか。

 ってことでギルド行きますか。

 

−−−−−冒険者ギルド−−−−−


 さあついたは良いけど、どこ行けば良いんだ?

 んーーまあ探せばあるだろ。

 さーーてどこかなー?


 「おい姉ちゃん。ちょっと良いかい?」


 うっわ面倒くさ。なんでこんな昼間っから酒のんだおっさんに絡まれないといけないんだよ。


 「おーーい聞いてんのか?あ?」

 「………」


 まあ無視してればそのうちいなくなるでしょ。

 


 「おい聞けやオラ」

 

 いきなり肩を掴まれた


 「あの、やめてもらえますか?」

 「あ?俺に口答えすんのか?」


 うっわメンド。


 「あの、ほんとに今忙しいんで」

 「ふーーん。おーーいギルドマスター」

 しばらくすると偉そうな人がやってきた

 「はい。何でしょうか?」

 男が食べていたフランクフルトのようなものをを落とした。

 「この女が俺が美味しく食べてた料理をいきなり落としてきたんだけど?」

 「それはそれは、ご迷惑をおかけしました。」

 「こいつ騎士団に持ってってくれない?

 「そうですね騎士団に連絡いたします」

 

 え?なんかおかしくね?

 なんかギルマスの方はもう棒読みだし。

 もしかしてコイツらグルか。


 ってことは何言っても無駄だな。

 まあ一応抵抗はしてみるけど。


 「おかしいじゃないですか。今この人あなたの目の前でこれ落としましたよね?」

 ギルマスにいってみたけどどうだ?

 「なにをいっているんですか?私が来たときにはもう落ちていましたよ?」


 確信犯だね。これはどんなに今から戦略立てても立て直すのは無理だな。

 これで騎士団までグルだったらほんとにきついけど。


 《十五分後》


 事情を説明された騎士団は私の話を聞くでもなく刑務所のようなところに連れてきた。

 

 「三日後に裁判を行う。それまでお前はそこにいろ。食事は出してやるから感謝しろ」


 流石にこれはおかしい。裁判なんて日本じゃ3日なんかで行えないだろ。

 しかも弁護士もいない。または、その弁護士も王国直属みたいなのだろうし、もう私の有罪が決まったようなもの。

 はーどうしてこうなったかな?

 しかも別に殺人とか起こしたわけでもないし。

 たかが、食べ物を落としただけでこれだよ。

 なに?そんなにエコが大事ですか?

 

 でもどんなに考えたって仕方ない。

 とりあえず、この逆境をどう乗り越えるか。

 だからそれまでに色々な打ち勝つための作戦でも考えますか。

 幸いなことに考えるのは、最強のゲーマーmegなんでね。

 

 

 


 

 


こんにちは。ゆめうめいろです。この作品は前から書きたいと思っていた作品でモチベーションがとても高いので、投稿頻度増やすかもしれません。応援よろしくおねがいします。

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