導く夜空に回転ツケテ
ふと、目が合う。
胃腸科の薬剤師。
明るく、茶目っ気、初恋の人に似てる、キレイな人。
処方箋の説明を受ける。
彼女は、純愛に片想い。僕が描いた絵が、
『検索できますか』
と。
笑顔。薬局に電話する用事あり。
薬剤師の彼女は、
『絵、観させていただきました』
『変な絵ばっかりでしょう』
『いえいえ、とても、ユニークな感じで素敵です』
『ありがとうございます』
『次も頑張ってください』
『頑張ります。ありがとうございます』
彼女の白い時計。
好きです。純愛、マッサカリ。
僕は、また、絵を描きだした。
純愛。
告白できない薬剤師の彼女。。
そんな彼女に噓は吐けない。
処方箋に生きる道あり。