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晴れの日  作者: 天宮 楓
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始まりの章

初めまして、天宮 楓です。 今回が始めての投稿なので、つたない表現が多いかと想いますが、最後まで読んでいただけたら、光栄です。 (超長編を予定しているのでに完結出来ないのでご了承下さい。)

 



あれは、晴れた日の空が真っ青で雲、1つ無い日の出来事だった。 覚えてる? 私と君が出会った場所を?


 

 ちゅんちゅんっと言う鳥の声がする。 あーあもう目が覚めたか、まだ見ていたかったな。 天井を見上げる。 「あっやっと目が覚めたんだ。今起こすところだったの。おはよう、優。」、黒髪の少女が言ってきた。おはよう」、無愛想に返す。彼女の名前は、灯宮真昼。半年前から俺のいる関東支部に編入された。最初は、堅物だったが、色んな経験を積んで、似た傷を持つ同士、今では良いライバルとして日々鍛練している。あっ関東支部っていうのは、略称で陰陽道最高司令部と言う陰陽師のトップがあってその所から各地方に置かれたのがこの支部の事である。まぁ色々細かい所があるけど今は、まだ大丈夫。俺の名前は、六道優磨。関東2位の実力者だ。ついでに真昼は、3位。今のところは、俺の方が強いと言いたいところだか最近では、俺の方が弱いかもって思う事がある。だから昨日も明け方まで特訓していたんだけど、格好悪いので誰にも言う気はない。「朝ご飯食べる?私は、もう食べたけど」遠慮がちに言ってくる。その姿が、いつかの少女と重なって見える。「後でいただくよ。」冷静を装って答える。何故かまだ心の底であの日に帰りたい、と願う自分がいるのが解り、我ながらヘドがでる。「大丈夫? また、あの夢を見てたの? うなされてた。」無言の俺をみかねて、会話を続けようとする。でも会話力が乏しい彼女は、墓穴を掘ってしまう。「ああ。俺にとって、最悪で、最高の場所だからかもな。正直今でも、辛いよ。それでも今は新しい仲間の為に絶対失わない為に誰よりも強くなる。改めてそう思うんだ。」なんだか可愛そうなで、でもこんな事言うのも良いかもしれないと思いながら自分の夢を、いや目標を語った。「そう。でも私が1番強くなるから。優には、負けない。」それに対して彼女は、睨んでいんる訳ではないが、強い意志が込めた瞳を向けてくる。あの子も同じ何か目をしてたな、あの澄みきった真っ直ぐな目をしていた。俺は、結局守れなくて守られてた。あの子に皆にずっと守られたんだ。でも俺は、誰かを守れるような存在になるからとあの日決めた。



「今日は、四神の朱雀が来るから、その辺は、よろしくな。特に優、勝手に喧嘩をふっかけないようにな。」、俺を見て俊介が言ってくる。鑑俊介。関東5位の実力で俺の兄貴のような存在。正直、俊介が居なかったなら今の俺は、存在しなかったと思う。「ムカつかなかったな。」でもちょっとイラって来てそっぽを向いて言う。「ほぉームカついたらどうするんだ、ガキ。」 後ろから声が聞こえれ来る。「げっ正陽。いつの間に。」イライラした空気をまいている人が来る。この人は、蒼山正陽。さっき言った関東支部のトップに君臨している。実力は、関東1位で四神の1つ青龍の持ち主で俺の師匠でもある。ただ性格がドSで俺が毎回被害者になっている。「最初からいたが何か文句あるのか。」ジリジリ詰め寄って来る。「お父さん、そこでガミガミしないの!」陽菜が間に入ってくる。こいつは、蒼山陽菜。正陽の娘で関東4位の実力。「優も同じく、怒らない。今日は、私が優を見ておくので、最小限に押さえられる用にします。」 真昼が少々飽きれ気味に言う。「おっ悪いな。助かるよ、真昼。今日は、後方支援の人達の集まりがあるから、そっちに行かなきゃならないし、一緒に正陽さんも行くから。」俊介が言う。 「いえ。いつもの事なので。」澄まし顔で答える。「俺を抜いて決めるな、真昼に俊介。」と反発する。「いつもと同じでしょ。」と陽菜が苦笑する。「それも毎回だな。」と皆が笑う。俺も俊介も正陽もそして真昼も笑っている。これだけで充分だよな。これ以上は、望む必要がないよ。だよな、魁斗。お前と真月はあの時何を思ってたんだ。


「何で私がわざわざ出向かなきゃ行けないわけ、別に私が行く必要性無くな~い。」 「まぁそー怒らない。気が飛んでバレちゃうとまずいだろう。」 「ふん。そんな奴ら倒せば良いもん。だったら魁斗が行けば。」 「おいおい、何でそこで俺に振るんだよ。真月。」 「暇そーだから。」 「行っても良いよ、真月一緒に行く?久々の挨拶ついでにね。」 



 「御無沙汰しています。」頭を下げてい言う。「おいおい、お前も俺と同じだろうが。真公(しんく)。」呆れた表情で言う。「いえ、自分よりも上の方を敬う事が家の家訓ですから。昔から御世話になっていて、あの方も。」真公が目を反らす。「あれ、お父さんもう来ていたの。初めて正陽の娘の陽菜です。いつも御世話になっています。」陽菜が挨拶する。「初めまして。峰真公です。いつも御世話になっているのは自分の方ですから。」真公が頭を下げる。「困りますよ、朱雀の方に頭を下げられるなんて。」陽菜があたふたする。「あれ、もうついていたんですか。すみません、気づかなくて。初めまして。鑑俊介です。お部屋に御案内します。あっ荷物はお持ちします。」俊介が自己紹介する。「自分で持ちますので大丈夫です。お気遣い感謝する。」荷物を持ちながら言う。「お前も大変だな。」 正陽がボソッと言う。「いえ、俺なんかは、全然そんなこと在りませんよ。」下を向いて言う。「俺は...」何か呟いた。「えっ、何か言いましたか?」俊介が聞き返す。「何でもない。」



 「あっ、真昼ここに居たんだ。朱雀の方来ちゃったけど挨拶した?」陽菜が駆け寄ってくる。「そーなの。あとで行く。あの1つ聞いても良いですか?」視線をそらして言う。「?良いけど、どうした?」 陽菜が答える。「あまり関係ないのですか、前に言っていた、優の初恋の相手って誰ですか?」 おずおず聞いてくる。「えっ!あぁ優の初恋相手かあ。元気にしてるかな。おとちゃん。」 空をみながらでもそれは遠くをみているようだった。「それが、その子の名前ですか?」 昔を思い出しながら言葉を紡ぎ始めた。「うん。私達は、みんな大好きだったよ。おとちゃんはね、誰にでも隔て無い優しさと桜のような笑顔をもっていたの。男の子も女の子も皆おとちゃんに夢中なの。でも彼女は、誰かをヒイキしたりイジメたりは絶対にしなかったの。自分が皆に愛されてると分かっても気どったりはしなかった、そんな子だよ。」遠くをながめて言う。「...。そうですか。私なんかが勝てる相手では、無さそうですね。今も勝手にヤキモチ妬いてますから。」悲しそうな顔で言った。「あの子は皆に愛されるために生まれてきたような子だもの。私も勝てるもの何も持ってないもの。あの優しさも陰陽師の実力もね。」笑顔を溢す。「えっ、そんなに強かったんですか?」真昼が驚いている。「ええ。だって私達誰も勝てなかったもん。優でさえね。」とても懐かしんで言う。「そんなに。今闘ったら勝てますか?」驚いた表情で言う。「無理だよ。今私でも3秒ぐらいしかもたないよ。」笑って言う。「えっ!冗談ですよね。」ひきつった顔で言う。「ううん。事実。あの子はね……」


この作品を手にとってくださった読者の方々のありがとうございます。 前書きで書いた通り初めてなので、色々つたない文章が多かったでしょうが読んでいただき、感謝申し上げます。

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