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子役もかなり、大変です。  作者: ほっかいろ
第一章~子役、始めました!~
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番外編:ずる休み

 実は、私がなんか数え間違えてたみたいで、昨日の回で、1700pt分達成してたんですよ!だから、朝起きて学校だとおもったら学校じゃなかった時みたいな気持ちで浮かれてたんですけど、でも、何も言わないで投稿サボったら、「うわ、こいつ宣言したくせに投稿サボってやーんの」ってなりそうだったので、番外編を作る事にしました!

 「行ってきます!」


 私は、お姉ちゃんのおさがりで、ボロボロのランドセルを背負って家を飛び出した。


 「早くしないと♪」


 そう言いながらお弁当袋の中のお弁当が揺れて中身がぐちゃぐちゃになるのも構わず走った。隣の横山さんの畑の前を走りぬき、左に曲がってさらに走った。横山さんの畑の敷地を過ぎると、ボロボロ線路の脇を走り抜けた。やがて、線路も途絶えたころで、私は一回走るのをやめた。息を整えて、また、走り出した。一回休憩すると、走り出しがキツくなるが、休みなしよりはマシだ。じゃが芋畑が見えてきたら、左に曲がり、その畑に沿ってまた走る。そうすると、やがて、一軒の家が見えて来た。チャイムを鳴らすと、加賀先生が出て来た。


 「加賀先生!!」

 「準備は出来てる?」


 加賀先生が、珍しくわくわくした口調で言った。


 「う…はい!!」


 「うん」という言葉を呑み込んで返事をした。加賀先生は、今は引っ越したけど、元々家の近くに住んでいるおばさんだったので、まだ敬語は慣れない。でも、敬語で話さないと怒られるので、出来るだけ敬語で話している。


 「本当に大丈夫なのね?」

 「大丈夫です!」


 実は、今日は学校を休んで、加賀先生と「都会」まで、演劇を見に行く予定なのだ。普通の日だったら、学校から連絡されて、お母さんにバレるが、今日は現地集合の遠足なので、休んでも電話までしないことを私は知っていた。


 「じゃあ、行くわよ。荷物はいらないからここに置いて行きなさい。」

 「あ、でも、お弁当…。」


 昼ご飯の包みには中身ぐちゃぐちゃのお弁当だけじゃなく、お菓子も入っているので、出来ればお弁当も持って行って食べたかった。それに、食べなかったらお母さんに、遠足行かなかったことバレるし。


 「え…?お弁当?えっと、じゃあ、電車乗りながら食べる?」

 「はい!そうします!」


 ということで出発した。まず、私が何回か乗ったことのある、かなり長い歴史を持っている電車(社会の授業で誇らしげに教えられたので、誇らしい事だと思っている。)に乗った。


 「じゃあ、早く食べちゃいなさい。」

 「はい。」


 平日の昼間なので、乗客は加賀先生と私だけだった。お弁当は味が混ざって、美味しくもないけど、マズくもなったが、おやつカ〇パスと、うま〇棒が美味しかったので、幸せな気分で電車に乗っていた。


 「じゃあここで乗り換えね。」


 気づけば終点に着いていて、数人の人が乗車してきた。その後、殆ど寝て起きての繰り返しだったのでよく覚えてないが、10時頃には、「都会」についた。テレビで見たことあるから、殆どの田舎から来た人の役を演じている女優、俳優さんみたいに、さほど「人がいっぱいいる!」とか「ビルが高い!」とかはイメージ通りでさほど驚かなかったけど、テレビで見るより鳥の糞とかがあちこちに落ちてたり、紙くずが落ちてたりして、汚かったのが衝撃だった。「都会」は綺麗で、お洒落で、親切なおばあちゃんが多いイメージだったから。


 「よし、じゃあここよ。」


 加賀先生の後をついて行きながら歩くこと10分前後、大きな建物の前で先生が立ち止まった。


 「じゃあ、行きましょうか。」


 こうして私は、人生で初めての演劇を見に行くことになった。


 










 「ピー」


 幕が上がった。ドキドキしてワクワクして、興奮のせいか、息苦しくなった。


 「ここは、リゼ王国。この国では……。」


 劇が始まると、会場が静まり返り、ナレーターの声が響き渡った。

 







 「ピー」


 幕が下りた。


 「凄…。」


 演劇を見終わった後の第一声だった。キレの良いダンス集団ダンス。透き通る声の歌。そして、台詞の読み方…。何もかも、今、私が加賀先生に教わってるものでは無かった。でも、その違い全てが輝いて見えた。


 「どう?私達とは随分違うことをやってるけど、興味ある?」


 加賀先生が言った。興味…?


 「あるけど、でも、今やってるやつの方が好きです。」

 「そう。」


 全てが輝いて見えた。でも、それは、舞台の上だからこそ活かされるものであって、テレビの中でいかされる、私が一番やりたかった演技ではない。そう思った。


 「じゃあ、帰りましょうか。」

 「はい。」


 その後、電車では、舞台での演技を想像してみたり、もしテレビの演技風にやったらどうなるのか想像してみたり、と、舞台の事ばかり考えていた。


 









 「プシュー」


 終点に着いた時は、かなりギリギリの時間だったので、加賀先生の家でランドセルを取ってきて、お弁当袋を振り回しながら猛ダッシュで家に帰った。疲れたので途中で2回休んだから、ダッシュの効果は薄かったけど。


 「ガラガラ」


 ドアを開けると、ギラリと光家族の目がこっちに向けられた。時間を確認する。…え?まだセーフでしょ?


 「お姉ちゃん、今日、なんで遠足に居なかったの?」

 「あ…。」


 そうだ、そういえば妹は今小学3年生だったよね…?3年生と4年生の交流会を遠足でをするんだったあぁぁぁ!!!!


 その日、私は結局、学校を休んでいたことがバレて、夕食抜きになったのだった。

 ほっこりした内容を書こうと思ったら、めちゃくちゃつまらなくなりましたね。

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