大地の雫　～傭兵たちの拾いモノ～

貧しい里の有志で結成された傭兵隊の最年少隊員であるオーレンは、仕事を終え、仲間とともに山間にある隠れ里へと戻る途中だった。戦争が近いらしく、不穏な空気の漂いはじめた国境の関所を避け、山越えで国境を越えようとした一行は、山中で廃墟となった村を目にする。そこでオーレンが出会（でくわ）したのは、唯一の生き残りである一人のこどもだった。アレクと名乗ったこどもは、なにやらワケありのようで……？

＊全１１話。もとが投稿作のため、区切りの関係で各話の長さがまちまちです＊