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第4話

テレビをみるときは〜的ご注意。

この作品は小説というより、楓麻視点とフィルムコミック風の体裁で展開していきます。

肝心の絵は無く文字だけですけども。

絵コンテチックな感じと言いますか、ブツ切りの状況説明と、要所要所で入るシナリオ形式のセリフから読者様にシーンの補完と脳内再生していただく、投げっぱなしタイプのスタイルであることをご了承願います。

読みにくいと思いますが、仕様ですので、笑ってお付き合いくださいませ。

 静香の命令で片道三時間かかるケーキ屋へ来ている訳ですが。


「あれぇ? 杜鷺君じゃないですかぁ」


 ポヤヤンとしたロリボイスに、三時間分の疲労が吹き飛んだ。


「鳩野……さん?」


 学校の制服しか見たことがないから、一瞬誰か分からなかったよ。


「鳩野さん、ここでアルバイトしてるの?」

「そうですよぉ。宣伝活動です」


 着られている感が強いが、桜色した大きめのエプロンが似合っている。

 俺の見立てではメイド服あたりが一番ハマリそうな気がするんだよなぁ。機会があれば一度着てもらいたい。


「そんなに見ないでください」


 グーで眼鏡を押し上げ、可愛くモジモジしている。


「ゴメン、なんか新鮮で。宣伝活動って……」

「あ、コレをどうぞ。ふふっ、杜鷺君に渡すのは二度目です」


 鳩野さんから手渡されたのは『ジュエルシスターズ』の番宣パンフ。

 Vol.2? 放送前の一冊で終わりじゃないんだ。


「二度目?」


 そう言えば、Vol.1もこの店でもらったけど、鳩野さんが配っていたのかな。


「でも、それだとまだ知り合う前だよね?」

「はい。杜鷺君、双子さんですよね? ソックリでした。カワイイ姉妹だなって印象が強かったので覚えていたんです」


 静香に付き合わされてたから、その時だろう。


「姉弟だけどね」

「男性が入るには勇気がいる店構えですからね。てっきり姉妹だと思ってました。今日はお一人です?」


 静香に借金しているため、ここまで買い物に来させられました。とは言えない。


「うん、姉の代わりにね。ウチからここまで遠いからさぁ」


 よし、若干わざとらしいが、良い人アピールに言い換えできただろう。

 ボロが出ないうちに頼まれたケーキを買って、店を後にする。


 そして深夜。


「あの店に行けばまた鳩野さんに会えるかな。遠いけど」


 そんな事を思いながら、一個多く買った鳩野さんオススメのケーキをお供に『ジュエリスター』第4話を鑑賞する。


第4話 『サブタイトル』


3話のラストダイジェスト。


■ 引き続き戦場


 姉を護る為の攻める力。

 妹を守る為の護る力。

 なにより家族を取り戻す為。

 阿久姉妹の純粋な想いは、負の力で屈折したジュエリスターとして具現化されている。


 どんなに攻撃しようとも軽くガードする姉、菫=アーク・ア・メジスト。

 強大な一撃を何発も繰出す妹、真凛=アーク・ア・マリン。

 攻守に特化した阿久姉妹、死角は無さそうだ。

 長時間の攻防、各ジュエリスターの個人技などを一通り披露。

 輝美&留奈はボロボロになりながら応戦するも、その甲斐なく二人は菫に拘束されて、真凛がトドメの体勢に。

いよいよピンチの二人。

 だが、真凛の拳は二人の鼻先で寸止めされた。

 ギルティーネ登場。

 姉妹のコントローラーをちらつかせ、死にたくなければ寝返ろと提案する。

 悪には屈しないと拒否する二人の、純粋な正義の心に反応して体内のFDSが輝く。

 隙を突いてコントローラー狙う輝美。姉妹の呪縛が緩み、本来の年齢体が見え隠れする。

 二人は脱出間際に阿久姉妹の正体を知るが、どうする事も出来ない。


Bパート


■ 輝美の部屋で反省会


 惨敗だった。帰宅し、うちひしがれる二人。

 阿久姉妹と闘わずに救出せねばならない。

 凹んでばかりもいられず、作戦会議。


● 姉妹のコンビネーションを破るには、なぜか輝美ボールが必要という結論に。

● 輝美は美里子に協力してもらい、右投げ(左肩の傷は生活上は全く問題ない)の特訓を始める。

● 投球フォームの異変に気付く美里子。

● 威力は及ばないが、形にはなった。


 が、それだけではダメだ。

 美里子のアドバイスがヒントになり、考え込む輝美。

 深夜になっても一人「新輝美ボール」の特訓をする。そんな輝美を物陰からこっそり見守っている美里子。

 ついに何かを掴む輝美。

 たまらず駆け寄る美里子と抱き合ったところで、第4話終了。


「なんか勢いだけで乗り切った感が凄いな。なんで魔球が必要かも不明だし」


 消化不良のまま、静香の分のケーキを1個消化して寝ることにした。

次回の更新は8月6日です。

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