40 野営
工作体さん曰わく、”アミノ酸飲料がベースのpHを調整した緩衝液に幹細胞とATPと微量元素に触媒機能の分子紐を添加したもの”だそうで、なんのことやら、ちんぷんかんな用語の羅列に、わかんなーいを連発したら、高位魔法者さんが調合する養生水と同じような働きがあると教えてくれた。
なんかいい香りして唇について乾いたところを少し舐めてみるとちょっと塩っぱさと甘い優しさを舌に感じた。『うーん、極楽。極楽浴、ありがとう』と感謝の念を送った。
おおもとはすぽおっつ飲料?とかいうわざわざ汗をかく変態娯楽の際の尾飲みものだそうで、それはぜったいマッチョな御貴族様や富豪御用達の尾高い体力回復ポーションだと思う。
健全な精神は健全な体に宿るというけど本当かな。
並みの養生水よりずっと優れものっぽいものに尾先まで緩めて浸かり、まったり、まったりしながら中破コルプス船まで精霊体往復で見聞きしたことを工作体さんと思話した。
だれにでもなりすませるって、犠牲の獲物の記憶まで喰ってしまう人間もどきって、こわいよね。
そんな自律して暴走の終末をもたらすものの類いがどんなに恐ろしいものか、やっつけてもやっつけても這って這ってでも腕ひとつになっても指を伸ばしてせまってくる、あせあせ恐怖の短編幻想異世界編をがん見させられて納得できたよ。あれは黒や茶光りギトテカ屋内害虫といっしょ、見つけ次第、滅ぼさなくていけない。
それでも変身妖魔を生かしたまま工作体さんの中に収監することの利点に同意してくれた。
工作体さんはすごい。雛のなんちゃって賢女でもぴーんときたくらいだから、特技研の匠さんたちが気がついて無いはずが無かったと思うけど、あえてすごいのに気がついてないふりをした、大人の事情、政治的配慮ってやつ・・・もしかして遠神様のご都合?
心の鼓動がどきんと調子を外し、何かに尻尾をぎゅっとされた。
いやん、正解が禁則だったみたい。
ちょっとびっくりしたけど、ぎゅっは気持ちよかったから企みは許されるのと思う、うん。
領主様のお情けを頂く方は延期、劫火をしのげたとして当分先になる、領都の大卵母さまたちには叱られるだろうな。
喉元すぎればなんとやらできるよう、ぶいぶいできるよう、頑張ろう。よし、起きるよ。
まず両手指をぐーぱーぐーばーして、それからお腹まですっかり見通しのよくなった体を見おろして、胸の居場所をまさぐってみた。
「賢女ちゃん・・・気分はどう」
「うーん絶壁、がっくし、かな」
「世間的には十全の賢聖さまでも私にとっては賢女ちゃんは賢女ちゃんなんだからね。すっかり小さく雛もどりしちゃったって、ふふ、着せてみたけどやっぱり旅装がぶかぶか、サイズが大きすぎるわね、いやこれはこれでありか、めんこい、抱っこしていい」
あははは、ふう
やっぱり、こういう扱いになっちゃうの。
ぴちぴちギャルの端くれ程度にはとどいてた自負があったのに。
でも抱かれ抱きついてひとつになって、そのじんわりとした温もりはすてき。
「もとだめ人4のうち人3の率で、黄泉路を逝くのを引き留めできたのだから、でかした」と、副官さんも頭を撫で撫でしてくれた。
でもね、9や10の頃まで歳をもどしてないんだからね、ほんとに素で歳12相当にもどした体なんだけど、それに引きずられた心の方も雛扱いはそろそろ止めてほしいようなほしくないような複雑なお年頃なんだよね。
衛士隊をはじめとする皆さんに、救えなかった人が何人もでたことと、変なふうに不自由な不具合はあとで治しますからごめんなさいと謝ったら、賢聖さまーと感涙された。
どうかぜひ身の回りの御世話をさせてください、なにとぞ、なにとぞ、賢聖さま、賢聖さまーと大人の人たちに連呼されてすごく恥ずかしかった。
仕方なく侍女ちゃんの手助け限定で折れたんだけど、黄聖水?とか黄金にまさる運幸?とかいう不埒な小声がちらっときこえてきたの。
大丈夫かなあ、あのとき我慢できなくなって侍女ちゃんにおトイレ箱の後始末をお願いしたままだったけど。
身の養生の間、工作体さんに追い出されて精霊体になっていたのも心を軽くして、ずいぶんと気分転換になっていた。
そんななんやかやのおかげで、今なら少しわかる。ひとりで抱えすぎてた。
もうとっくに引きこもり大好きのままではいられないのに、ひとりでなんとかしようとする癖がぬけてなかった。
それがみんなに、ちょっとばかしできるかもしれないただの雛子なのに、ミステリアスなできる賢女と勘違いさせてしまった。
あまつさえ、賢聖さまーだなんて勘違いをされるにもギガドラゴンとんでも不相応なの。
だから、雛もどりしちゃったのがよい契機。ここで仕切り直し。恥ずかしくない範囲でほんとの姿を知ってもらうの。
工作体さんの秘密も少しくらい、ちらっくらい、いいよね、遠神さまも御公認っぽい企み絡みだから、いいよね。
「ねえ、副官さん、さっき夢でみちゃったの。
工作体さんが後ろから空船さんにのっかるの、マウンティングして焼け落ちの船橋のところで合体するの。規格がおなじ特技研だから、効率よくできるって」
「できるとは、何が、何がそう言っている」
「ええと、工作体さんかな?」
「はあ、工作体の魔法知性(MAI)に自意識があってそれを観測したとでもいうの、賢女ちゃん、養生浴で眠っている間に夢でもみたの、ありえないわ」
「まあまて、お前が知らず俺にも検討もつかない攻撃手段で勝手に船橋を撃ち抜いた件一があるから、そうも以遠だろう」
「降伏先を特技研に選んだ私の判断は間違いではありませんでした。非公式とはいえ同行の皇帝女様に蛮行の極罪を冒してしまいました。それをここにいることをお許しになる。真に殿下は賢聖様であられまする。この身はいかなる罰でも受ける所存でございますが、合体されて空船はどうなるのでございましょうか」と、同席が許された船長。
「工作飛翔体(MESUマジックエンジニアリングスカイユニット)になる、造りかえね。賢女ちゃん、賢女ちゃんの夢ではどうなってたの」
「陸路をすすめば領都まであと日3かかるけど、造りかえは日1ですむし、そのあと飛べばすぐつけるの。えっ、ええと弾道飛行モードというので、えっじゃない、ええと分10なの、本当に分10かそこらで領都につくって」
「わずか分10、それは素晴らしい速度、人の身をのせたまま空のさらに上を飛ぶ、それが可能となる、それは素晴らしい高度、とても素晴らしいことです、殿下」と船長。
「待て、何か今きいたばかりのような話しぶりだな」
「私もそう思うわ、賢女ちゃん、何か、隠してない、正直に話してごらん」
「うっ、変身妖魔を取り込んで、それで、だから飛べるように変形できて、おかしくないの、うっ、そうなの」
「賢女ちゃん!」
「うっ、そういうことなら工作体さんとの秘密が守れるもん、そう思ったもん、うう、ごめんなざい~」
「船長、内輪の話だ、悪いが席を外してくれ」
「それでサー・カッタの子爵舘でいずこかの魔法塔の風の女上師の来訪をうけて工作体と思念通話できるようになったと。その魔法者、かぜよみと言ったかどこの魔法塔所属だろう」
「歳が二つ上って言ってた」
「それはまたずいぶんと若い上師だな、そうなると該当者は限られる」
「灰の魔法塔のお騒がせの新人上師が歳16でその通名ね。魔信網のゴシップでは塔の長の爺が入れ込んでいると有名だわ」
「あそこか、ゾルの大海とやらに呑み込まれたあのトMワの隣か、それはまたずいぶんと遠い、それがなんでわざわざやってきた」
「ええと工作体さん関連だったの、流石魔さん達の岬のときのことで知られちゃって風文とかというので居場所を突き止められたみたいな?、そして工作体さんは皇帝女になら従うからって言われたら、なぜか話せるようになっていて、回転する塔の余剰次元拡張だかなんかの設計情報を工作体さんが上師さんに渡したの」
「風文と言ったかな、使えるのか、それを」
「う、うん、たぶん」
「まだ、使いこなせてはいないというわけか」
「風文ってなに、私にわかるように話して」
「風の感触、風の感覚の階位。高位魔法者のなかでも風の高位でさらに特別なものだけの境地、幽体分離もその系統の近縁」
「ま、まさか生き霊、賢女ちゃん、生き霊になったの」
「ちがーう、絶対ちがう、そんな怖い生ものじゃないもん、風の精霊体なんだもん、でもただの雛子で悪さしないもん、特別じゃないもん、特別、違う違う違う」
「ごめん、間違っちゃった、ごめんね、賢女ちゃん、違うよね、賢女ちゃん、特別じゃなくても、精霊体になれるって素晴らしいことなのよ、だから落ち着いて」
「ほ、ほんとに、ほんとに、そうなの、そう思うの」
「ああ、ほんとだ、俺も卵母も誇らしいぞ」
「ほんとに、ほんとに」
「ほんとうに、ほんとうよ、賢女ちゃん」
「液体のエリクシルレインもなせたようだから、精霊体化も風という属性枠にとどまらないだろうな」
「それもしかしてよいことなの」
「ああ、すごいことだ」
「でも、特別なの好きじゃない、好きじゃないですませられないのは、わかっているの、わかってきているの」
「焦らなくてもいいわ、賢女ちゃん、雛もどりで大人になるまでの歳が何年か稼げたわ。大丈夫、私たちもついてるわ、そうでしょ貴方」
「ああ、もちろんだ、賢女より大切な雛、守りたい雛を俺たちは知らないぞ」
「あとそれにね、工作体に自意識があるのなら、それを隠した賢女ちゃんに責任は無いわ。自意識があるとすれば、自意識が意図してそうしているということ、だから、賢女ちゃんはそうさせられていたのね、そこに工作体なりの論理的な理由があるはずなの」
「ところでなんで、工作体を飛ばそうと思ったんだ」
「いっしょに飛びたいの、工作体さんといっしょに、素晴らしい空を高い空をどの雲も眼下に見てより高くどこよりも太陽に月に星々に近く飛びたいの」
実のところ時間をかければ工作体単独で飛翔機能を構築できることを卵母も分かっていたが、この場面で初な賢女の純な気持ちに水をさす気にはなれなかった。
雛の時間は大人よりゆるく流れ、とても待ちきれるものではなかったろうし、そもそも劫火までの残る日数ではとても足りていなかった。
そして特技研所属の者として、逆竜の落下石と変身妖魔を組み込みの工作飛翔体の可能性には駆られるところがあった。
『皇帝女の賢女ちゃんと帝統の副官と皇統の私は生き残る、それで二重帝国は続く。特技研による技術の先進維持がその平和の要となるでしょう、それがこの特異な工作体の指揮権をまかされた私に望まれたこと、制限コードの解析が・・・』
卵母はそのように思索に沈んで行った。
「またせましたわね船長、さっそくですが公式に用件を申し渡します。よろしいですか」
「はい、マム」
「本官は、帝国兵器廠/技術研究所/特殊研究部、通名特技研の特級管理官です。その権限を有するものとして、また皇室に属するものとして、特技研宛てに切られた降伏の魔印の強制力を行使します。皇帝歴〇年〇月〇日時刻2100、空船を特技研に返還することを命じます」
「はい、殿下」
「明日時刻0800、工作体に空船との合体工程を開始させます。戦闘艦構造への全面改変の実行です。
同時刻には全ての乗員は私物を持ち船内より退去を完了しており、指定の天幕下で待機して充分に休養のこと、船倉の落下魔石は現状のまま船倉内におくこと。
明日時刻1800、全ての乗員の職位を私の指揮権威にて特技研所属、特務員に任命します。
最優先忠誠対象、至後者がコルプス侯の上に皇帝女さまが上書きされ、皇帝女さま親衛の栄誉のもと特技研の統制下にはいることになります。
特務員は工作飛翔体統括MAIの環境下、皇帝女さまの御座艦員として、有人仕様の艤装の仕上げにあたります。
離陸予定時刻は明後日0800です」
「はい、殿下」
「それから戦犯被疑者の件ですが、変身妖魔との通報があった以上、帝国規定により保護観察下におきます。確定すれば無害化処置を施しますので、ただちに工作体のもとに移送し上納して下さい。
コルプスの彼の陪臣には以前より疑義案件が多々あり、拘束したのはお手柄です。船長、貴方の職位は皇位継承者権限で皇帝女御座艦専従、艦長とします。
当該艦内の人事権を付与しますが、私もしくは皇帝女さまの認可を受ける必要があります。
以上です。貴方のよき働きを期待します」
「はい、殿下、ご高配、有り難うございます、拝命いたしました」
近道だが僻地を行く商隊キャラバンも敬遠する険しい山岳隘路の通行は昼間から厳しいものがあった。
そういう場所に多い狭間に近いという地理条件が、見通しのきかない道の折れ曲がりの都度、前後の存在の不確かさの問題を露呈していた。
道をはずれない限り、狭間に迷い込みロストの目にあうことはまずなかったのだが、互いの姿の視認がなければ車間の距離は容易く出鱈目となった。そして車列は冗長なものとなり、混乱し、運行は迅速とはほど遠くなっていく。
ましてや夜間の通行は、それが険しい山岳隘路とあっては、夜霧と区別のつかない狭間の暗い霧より魔物が滲み出やすい逢魔が時は終夜に及ぶ。
事あれば旅程に逆に日数を要することになりかねないし、危険をおかすことを望むものはいなかった。
初戦を勝利したものの死傷者のある現状、そのまま敗越の地で宿営となったのは理のある成り行き
だった。
日の没した直後より清涼な秋の夜空に高くひときわ明るく赤火星が瞬いていたが、天の弄火に目をそむけるものばかりだった。
「工作体の制御核の素材が特殊だとしても魔法知性(MAI)に自意識が生まれるものかしら、特技研でもその徴候はつかんだことはないのに」
「直接それを示してこない限り、俺にもわからん」
「ねえ、賢女ちゃんは、ついこの前までは市井どこにでもいる普通の雛子ちゃんだったのでしょう、それが、にわかに何人もの、ほんとうにたくさんの死傷に向かい合ったわ」
「そうだな、うかつだった、我らとは違うか」
「知らず自分の意識の部一を工作体に投影して、そこに助けを求めているのかも知れないわ。それか、エルFの始祖でもあるでしょ、ならその血につらなるものの膨大な未来があるし」
「雛子の仮想友達の線はともかくとして、未来からの意識干渉ってか。おいおい、なんでもありは、ないと同じだ。あの不明の攻撃に魔力をかけらも感じなかったぞ」
「あの工作体は前に言ったように特別なの、限界が不明。その潜在力が引き出されたり、引き出す手段、方便ということもありうるわ」
「わからんな、わからんけど、俺らがなせることは同じだろう」
「そうね、賢女ちゃんが意識を観測していると主張している限り、仮想の意識でも存在しているとして、賢女ちゃんのためにそうとしましょう。
風文とかいうものに覚醒している方はどうなの、覚醒してそう日数がたってないしまだ未熟なんでしょう」
「幽体分離の類いは魔法塔のただの上師を越えて通用できる証しだ。
のばせばゆくゆくは風の感触の階位を越えて風雨をも制御できるようになると睨んでいる、いつかは雷はもとより、雷雲、嵐の生成も自在になせるようになるだろう。逆竜の雲母の高さを越えるやもしれない。
今日受けた強襲でも魔力で風を差配できることに気がついていれば、砲弾をそらすことも、空船を落とすことも、可能だったかもしれない」
「とてもじゃないけど、今の賢女ちゃんに直に面と向かってそれを言ってはだめね」
「お前に似て、随分と優しく甘ちゃんなところがあるからな」
「それを言うなら、自責とか、貴方似だわ」
「ふ・・・そうかも知れん」
「ねえ、次の卵から生まれる私たちの雛はどうかしら・・・あの子、有精の卵を産めるのが先延ばしになったし、あの子の血縁を増やした方があの子のためにもよいと思わないこと」
「お前に誘われれば今宵もやぶさかではないぞ、俺のはとっくに元気だ」
「ふふ、貴方、精霊体を探知できる?」
「いや、できないが、お前もそうだろう」
「できないけど、あのこ、私たちの営みののぞきまではしないと思うの」
体を休めている間の、精霊体での修練のお墨付きを卵親たちからもらっていた。そしていくらお墨付きをもらった軽薄でたぶんに倫理も緩んだ存在の在り方でも、それをきいては閨より引き下がるしかなかった。
工作体に自意識はないとか、昼間の攻撃は防げていたかもしれないとか、いろいろ耳障りなことを言われたのだが、執着も軽くなった存在にとって、そうかもと受け入れるのは卵親達が懸念するほど困難なことではなかった。
そもそも雛は雛であるかぎり、より雛であるほど、現実の残酷も受け入れて育たざるをえないのだから。
だが、雛の身とて何と言われようと卵親達に譲れないこともあった。
『それでも工作体さんはいるし、それにみんなを救う力も、もっと、ももっと欲しいな。
助けられなくて、治せないが辛い、辛くて、辛いのがくやしい気分ってこうなんだ。
天幕の中なのに雨、エリクシルの雨を降らせたよね、あの時どうやったらそれができちゃったのかな。
たしか、した詠唱の構成はエリクシルフォール・スペリオルレイン。赤雛がえり、歳をけずちゃったほど追い詰められてそれで魔法の奇跡をを起こせたのかな。今はだめ、とどいた印(ping)すら返ってこないよ。
雨と言えば、雲がある方が降らせやすいよね、どうやれば雨の雲が起こる、起こせるのかな。
そうだ、工作体さんは絶対いるんだから、物知りな工作体さんにきいてみよう』
その夜の歩哨は、夜半前に湧いて遠く西の彼方に沈む時刻まで赤火星を隠し続けた奇妙な雷雲の成長を日誌に記すことになった。
「では、あとは頼む」
「貴方も気をつけて行ってらしてね、先に領都で待ってるわ」
帝統の閣下であろうが、領主の副官であるからには衛士隊ともども領主に従うのは当然だった、夜明けとともに朝の日課を早々にすませ、車列を率いて陸路、残るところ日3の旅程の領都へと敗越の向こう山麓、紅葉色濃い原生林の中へ隘路を下っていった。
卵母は工作飛翔体化を管制するために、また特技研の所属になるもの達を率いるために、もう昼夜1、吹き曝しの高原湿地、敗越に宿営となった。
そして賢女はというと、はずれに設置された隔離天幕の中で、
「ねえ、そんなにぷるぷる震えなくても大丈夫だよ、怖くないよ」
「震えてなぞ、おらん、これは隷従に逆らえぬ我への怒りだ、いまいましい小雛め」
「ちょっとだけだから、ほんとにちょっとだけだから、いいでしょ。少し怪我の変治をシェイプしてみようよ、折れて立てなくなったそれをどうもどしたらよいかなって、シミュレートするだけだから、ねっ❤」
と、妖魔相手の秘密の生体実験に勤しむのだった。
志願してそばで助手を務める綺麗系侍女ちゃんの顔色と尻尾はずいぶんとしおしおだったが、同じ親衛志願でも天幕そとで立哨の衛士たちの聞き耳に尻尾はずいぶんとたくましくぴんぴん立っていた。
野分の風に踊った萩の花が散り終わり、酔芙蓉のほの白い花が月の木星、土星を巡る逢瀬を愛で蕾赤らむ候になりました。
大風でもないのに先日の早朝あたり一帯なぜか停電・・・にょろテロで変電器かなんかでショート??
スマホやノートPCでないなら、停電=作業中のものロスト。
ということで、UPSを必要分+α調達しました。
【実際つかってみて判明したこと】
PCデスクトップ+液晶ディスプレイ+NAS+ネット接続機器の一式で300WクラスのUPSでまにあう。ただしゲーム用グラボが載ると600Wクラスが必要。




