なでられて
今回短いです。
なでなでなでなで
頭に感じる他人の手によって私の意識は一気に覚醒する。
が、ひとまず目はあけずに様子を伺うことにする。
なでなでなでなで
・・・ん?
なでなでなでなで
ひらすら私の頭をなでている。とまる気配が無い。
なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで
いくらなんでも長いな、手は痛くないのか。
なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで
ここまでなでられるとさすがに気になるというか、なでる以外の行為もする気が無いのは一目瞭然なのだがおかしいだろう。なぜこうもひたすらなで続けるのかわけが分からん。
手の感触からしてちょっとごつごつしているから男の人っぽいな。
まあ、男か女かは正直どうでもいいのだけれど。問題はなぜこの結界を見つけることができたか、そして、どうして中に入ることができたか、だ。
この結界は無理やり入ろうとすると人間なら一発で死ぬくらいの電力が流れる設定になっていて、もし魔獣が入ってこようとしても三発ぐらいチャレンジしたら死ぬ。
そして、この結界には当然のように見えないのはもちろん、私より能力が上のものしか触れない仕組みになっていて、もし触れても死ぬし・・・・
私はそのまま横になったままで考える、が、結論なんて本人を見ないとわからないという結論に至ったのでひとまず目をあけることにする。
「えっ」
目を開けて、誰かを確認しようと上を見た瞬間、思わず声が出てしまった。
そこにいたのは銀髪の冒険者さんっぽいひとで、銀髪の人は国中を探しても数人しかいなくて、その数人の中のほとんどが王族。もちろん王族なので顔は全部覚えている。お忍びで遊んでいる王族たちを見つけろという依頼が前にあったからな。あれは探すのに苦労した・・・。おっと話がそれてしまった。まあそんなことはひとまず置いといて
私の状況
THE☆膝枕
・・・・これは一言言わせてもらおうか。
な ぜ 膝 枕 な ん だ ! !
やっと登場人物二人目登場!いや~私にしては長かった。
さてさて次はどうなるのか!?