負けとか門とか超能力とか
対戦相手をくじできめた結果、
初戦の相手はソフィーだった。イタリア人とのハーフなだけあって、手足は長いから、
どれだけ左右に振ってもとられる。
8:4
9:4
10:4
あと1点で負ける。そうすれば残りの雑魚たちをどれだけ倒しても
団体戦のメンバーに選ばれるか分からなくなってくる。
すべての試合が終わった。
結果は無慚すぎた。
ダウンを済ませて家に帰る。
マスターに声をかけられたが無視した。
おれはどこがダメだったか考えた。
なぜ負けたのか。
家に帰る道がいつもより長く感じた。
そして家の門を蹴って開けた。
そして一歩踏み出すと・・・・
校長の長い話。
宿題の回収。
それらが終わった次の日の日付だ。
そしてこの声。
マスター「管チャーン」
デジャヴだ・・・・・
そしてまたラケットの話・・・・?
いや、違う。
話の中身は同じだ・・・・
でも、今回はラケットがある。
それだけではない。
クラスのあちこちで、
手から火を出したり。
外を見れば、人が浮遊していたりもした。
管ちゃん「マスター、何ここ??」
マスター「いや教室だけど。」
もうドッキリとかいうレベルの話ではない。
僕はそこから
マスターを質問攻めにした。
そして自分なりに整理してみた。
つまり、時間や空間に変化はないが、この世界では、
一部の人間は、「超能力」が使えるらしい
この世界では、俗に「空想実現」と言われているらしい。
さらに夢想が使える人間は
「空想操人」
と呼ばれていること。
この能力は全世界で一パーセントつまり百人に一人の人間が持っていること。
そして何より、僕が夢想操人であること。
管ちゃん「・・・・・・・・・・」
マスター「管ちゃんどうしたの?」
管ちゃん「よし!!部活に行こう!!!」
マスター「ぅうん?」