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精算する度

作者: 藤乃花

精算しては、夢を探す私です

販売機で飲み物や切符を購入した後でも、スーパーでレジ精算した後でも、お釣りが在る度に私は目を皿のようにして探します。 


何を探しているかと云いますと、レアな小銭です。


つまり、穴の位置がずれた五十円玉やギザギザがある十円玉を探しているわけです。


いやいや、分かっているんです。


買い取り店では高値で取引されない事は充分に承知ですが、つまりはコレクターの間でのみ、取引されている(それも一般的ではなく)だけの事ですよね。


そんな事は理解してはいますが、やはりついつい私は情報に踊らされる性質ですので、噂を鵜呑みにしてお釣りからレアな小銭を探しているんです。


ですが案外レアな小銭なんか気にしないで、バンバンお買い物をされている人の方に大きなお金が寄っていく……という言葉の方が現実的だと分かっているんです。


それでも私はお馬鹿ですから、お釣りから、もしかするとレアなお宝が在るかも……と期待して毎回一枚ずつ探す事を辞められません。


今のところ穴がずれた五十円玉は見たことは在りませんが、ギザギザがある十円玉でしたら何度かお釣りの中に在りました。


分かっているんです。


そんな事で人生変わりませんから、何も幸せは訪れない事は知りつつも、きっと私は明日もレアな小銭を探すんでしょうね。


お馬鹿です。






























何も変わらないのに、お馬鹿の最たる行動ですよね(涙)

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― 新着の感想 ―
昭和64年の小銭もレアですよ。 この年号は一週間ぐらいしかなかったですから あとは平成31年ぐらいかな
エラーコインは、鑑定に出してスラブに入れたら、けっこう良い値段で売れますからね。 ギザギザの十円玉は、現行のレジや自販機には通らないようになっているので、手渡し経由しかないでしょうね。昭和61年後期…
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