左翼からの攻撃
2024年7月24日、「斎藤知事告発文書」に関する情報を神戸新聞が発信した。
これを引用して
「このような負の連鎖はもう止めるべきだ。知事が気に入らないからと一死の覚悟で自死してまで、選挙で民意を得ている知事を辞めさせようなんて、そういう流れが拡がることは絶対にあってはならない。知事を辞めさせたいならルールの下でするべきだ」
という呟き主が居た。
僕は
「END斎藤」を掲げて街頭宣伝する画像を添付し、
「攻撃の仕方が異常すぎる」
旨、返信した。
この日に発信された共産党員の
「いやちょっとほんまにありえないでしょ…組織の中でこんなに次々に自死される方が出るなんてトップとして失格だし、組織の立て直しなんて無理。告発文書言及の職員、4月に死亡
兵庫県3カ月公表せず、自殺か | 2024/7/24 - 共同通信」
という呟きを翌日発見し、
「斎藤氏を支持する心算はサラサラ無いが、共同通信と共産党が組んで酷い印象操作続ける時点で、予断もたず、成り行きを見守りたいと思う」
旨、返信した。
26日、4月30日付け講談社ノンフィクション&+α新書の
「泉房穂『政治はケンカだ!明石市長の12年』(5/1発売)の聞き手を務めた鮫島浩さんによる、渾身のドキュメンタリー映像。必見です
ドキュメンタリー『泉房穂を生んだ海の町〜明石を心から憎しみ、そして愛した』誰一人見捨てない政治の原点に迫る〜情熱的な暴言市長の闘いは全...
泉房穂・鮫島浩『政治はケンカだ!明石市長の12年』」
という呟きを発見したので、
これを添付して
「サヨクが如何にして人心を惑わすかを具に読みとることが必要な出版物」
旨、呟いた。
同日、兵庫県職労の「知事辞職申し入れ」画像を見つけた。
被用者が雇用者を解雇しようとする本末転倒は、知事を選んだ選挙民の意に背く反民主主義的行為である。
日本ファクトチェックセンター (JFC)は、元朝日新聞記者の古田大輔氏が中心となって立ち上げた組織である。しかし、そのファクトチェックは、朝日新聞社的偏見に満ちているという定評がある。JFCが、兵庫県斎藤知事の公約実現率について、発信した。
https://www.factcheckcenter.jp/fact-check/politics/article-inaccurate-hyogo-governor-saito-98-8-pledge-achievement-includes-unfinished/
2024年9月25日
兵庫県の斎藤元彦知事に関して「公約実現率が98.8%」という言説が拡散しましたが、不正確です。斎藤氏は「一定達成、着手したのは171項目で選挙時の公約の98.8%」と発言しており、実現率ではありません。
目次
検証対象
検証過程
斎藤氏「一定達成、着手できた公約は98.8%」
知事の公約集は現在閲覧できない状態
公約集「詳細版」の内容は
判定
検証対象
2024年9月21日、Xの「ツイッター速報」で「【悲報】兵庫県斎藤知事の公約実現率、脅威の98.8%」という言説が拡散した。この投稿は、9月25日現在、996万回以上の閲覧回数と6100件以上のリポストを獲得している。
検証過程
斎藤氏「一定達成、着手できた公約は98.8%」
斎藤氏は、2024年7月30日の知事記者会見で知事在任中の課題を問われ、以下のように発言した(動画)。
「選挙時に掲げさせていただいた公約が、全体で173項目ございます。そのうち、一定達成、着手した状況は171項目、98.8%という形になります。多くの公約や掲げたことは達成なり、着手してきて、一つずつ公約は進捗、進んでいると考えています」
他方、着手できなかった公約として「女性副知事の登用」「学校における30人学級」の2つを挙げている。
知事の公約集は現在閲覧できない状態
斎藤氏は2021年7月18日の兵庫県知事選で「コロナ対策」「未来を創る」など大きく分けて6つの選挙公約を掲げた(兵庫県選挙公報)。
「兵庫県知事選挙 選挙公報(2021年7月18日)」
より具体的な公約集は斎藤氏の公式サイト「さいとう元彦 公式サイト 」に掲載していたが、2024年9月25日現在サイトは公開しているものの公約集は閲覧できない。
日本ファクトチェックセンター(JFC)が、アーカイブサービスWayback Machineで検索したところ、2023年5月29日時点のアーカイブで公約集を確認できた。
公約集「詳細版」の内容は
この公約集には、概要版と詳細版がある。
斎藤知事は公約の数を173と説明し、メディアもそう伝えている(神戸新聞)。ただし、JFCが20頁ある詳細版を行頭の項目別に数えたところ、項目数は137だった。
詳細版には例えば、以下のような項目を掲げている。
・中小企業の技術開発や販路開拓等のほか、デジタル化やグリーン化といった新たな投資を力強く支援(8頁)
・障害者スポーツや障害者芸術文化活動を力強く応援(14頁)
・誰もが大きなストレスを感じることなく過ごせる避難所づくり(17頁)
・知事の給与・退職金削減(18頁)
・知事自身が県内各地の宿泊施設に数日滞在して仕事をする「ワーケーション知事室」の実施(19頁)
・兵庫の魅力や特産品等を知事自身が PR するトップセールスをエネルギッシュに展開(20頁)
この137項目の中には、知事報酬の削減のように、就任後すぐに実行した公約もある。一方で、斎藤氏が公約として達成したとしている「公用車の変更」は入っていない。また、達成できなかった公約と説明していた「女性副知事の登用」も入っていない(神戸新聞、神戸新聞)。
公約には「力強く」や「エネルギッシュ」などの表現があり、これらは何をもって「達成」と言えるかが不明確だ。この点、斎藤氏は2024年8月1日の記者会見で公約達成の数値公表の可能性を問われ「173分の171、98%ほどですが、どちらかというと、着手したといった定性的な(数値・数量ではあらわせないーJFC注)達成状況になる」と答えている(兵庫県)。
判定
兵庫県の「斎藤知事の公約実現率が98.8%」は、不正確。斎藤氏は2024年7月30日の記者会見で、「一定達成、着手したのは171項目で選挙時の公約の98.8%」と発言しており、98.8%には着手したが未達成の公約も含まれている。また、自らも公約達成つまり実現に関して問われた際に「着手したといった定性的な達成状況」と答えている。
検証:リサーチチーム
編集:古田大輔