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ヤマダ君と愉快な仲間たち
これからのエピソードを語るにあたり、ヤマダ君以外にも何人か紹介したい人がいる。
殆どがヤマダ君に関わる人達だ。
ヤマダ君に負けず劣らず、奇妙で珍妙な人達だ。
中にはヤマダ君すら普通に思えるほどの、強烈な人もいたかもしれない。
袖が触合う程度の人々もいれば、思いがけず深く付き合う事になってしまった人々もいる。
今でも彼らと付き合いがあるのかと聞かれれば、それは、まだ秘密にしておこう。
ただ、僕にとって、彼らの殆どが迷惑で、そしてとても愛おしい。
まあ、約数名はただただ迷惑で思い出しても嫌悪感しか抱けない人もいるけれど―――――