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Distance  作者: Name:α
【Chapter 1】世界の記憶
7/7

EP7 β-a02

【禁忌】

憲法や法律、道徳的なマナーなど様々なルールが存在する。

あくまで国や個人としてのルールだ。

世界のルールが存在する。

国と国を繋ぐルールではなく、世界そのもののルールだ。

その行為に反することを禁忌と呼ぶ。

ほとんどの人間には縁のないものだがな。


だが実際に禁忌を犯した人間はいる。

過去にも現在にもな。

だが今それを裁くものは誰もいない。

「ジェイドさん、半径約7km以内に異変っス。」

「奴らか、駆けつけるのが随分と早いな…。安全なルートを探してくれ。」

「候補を3つ出すっス。まずはこの通りに進むっス。」


するとパッと頭にそのルートが浮かぶ。

意思共有だ。

あいつはお気楽な性格だが、かなりの凄腕。

ここまでできる奴は本当に一握りしかいないだろう。


「すげぇ言いにくいんスけど…。」

「どうした?」

「気づかれてるっス。まっすぐこっちに向かってるっス。」

「まだ7kmも離れているんだぞ、そんなはず…。」

「おそらく蓮先輩の影響っス。」

「なぁ、なんでそんなに奴らは蓮に執着するんだ。」

「ジェイドさん、話はあとっス。」


すると蓮が足を止めた。


「どうした?蓮。」

「お兄ちゃん。その…変なこと言うかもしれないけど、何かくる…感じがする。」

「少し疲れたか?どれ、お兄ちゃんがおんぶしてやろうか。」

「…殺意。」


蓮はなにを感じ取った…?

殺意…?気づいているのか?

それを直感で感じ取れるほどの強い殺意ということか…?


すると蓮は大声で叫んだ。


「みんな逃げて!!」


それと同時に蓮は倒れた。

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