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Distance  作者: Name:α
【Chapter 1】世界の記憶
6/7

EP6 破滅の王

かつてこの世界は人の住む常界以外のものが存在していたらしい。

竜界、天界、そして常界…。

長寿であり力が最も高いとされていた竜は、ある日を境に竜界と共に滅ぼされたらしい。

そして神々は天界と共に身を潜めた…。

これは何百年も前の話だ。


俺が生きていた時代の話ではないし、俺らの世界では歴史については学ばない。

歴史関連の童話や書籍、そういったものは存在しないのだ。

正確には存在させることができない。


俺も少しのことしか知らない。

だが、こうなってしまったのはおそらく神々が身を潜めたことに関係している。

かつては十二神と呼ばれた代表される神々が存在していたとされる。

だが今現在詳細は分からず。


生命の神、知恵の神の話は聞いたことがある。

身を潜めたその後にも確認はされていたと…。

だが、十二神の中でも代表と言える創造の神はすでに消滅が確認されているらしい。

その他の神の話は分からない。

どんな神が存在していたのかもわからないが、きっと歴史に関するなにかを司る神がいたのだと思う。


そして竜に関しては…。

ただ存在していたということだけしかわからない。

あの日俺は出会ったんだ。

その竜の名はジェイド。

その時に神々の話を聞いたが竜や竜界については話してくれなかった。

そして竜は言った。

「神を…世界を救え。」と。

なぜ俺だったのだろう…。

俺はその時竜の魂を喰らい、力を得て、竜を破滅に導いた。

無意識だった、望んだわけじゃない。

その日俺は竜人ジェイドとして生まれ変わった。

【補足】

竜族:

長寿であり、王または王に等しい階位の竜は実質不死身とされている

大気中のマナを利用し実体を生成する

実体を失っても魂は常に全ての情報を記憶している

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