目次 PR 1/1 プロローグ 「ルルフィアーっ」 「なぁに…スティ」 振り返るルルフィアの笑顔は綺麗だ。 男同士なのに、思わず見とれるくらいに。 「もうそろそろ行くぞっ」 「うん」 ルルフィアがこっちへ来るのを、俺は手伝う。 「ねぇ、今年はあと何回行けるかな」 「ばか言うなよ、何回でも行くさ」 「うん…そうだね」 そう言って、儚げに笑った。 今ではもう随分昔の話だ。 あんなに楽しそうに海へ行っていたのも昔。 二人で生きている、という実感も昔。 俺とルルフィアは、何も変わらないはずだったのに。