表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そこにいて  作者: 河岸ミント
2/19

店内は薄暗くカウンターと小さなテーブル席が二つあるだけだった。

「いらっしゃいま…まぁ舞桜(まお)ちゃん?同伴?」

俺と同じぐらいの年の女性がカウンター越しに声をかけた。

「同伴?」

俺と一緒に入店したんだから…同伴と言えなくもない…

ただ、俺を店へと誘った彼女は、いまいち理解していないらしく…

いや、口元軽く上がり、薄笑いを浮かべ始めた。

だいぶ物事を理解するのに時間のかかる女なのかもしれない…

「うん!そうなの同伴なの!だからママ!バイト代は…」

「同伴の了解もらったの?」

「了解?」

「はぁ…まぁいいわ…舞桜、テーブル席にお客様を案内して…」

「着替えて来てからじゃダメ?」

まぁ、そうだろうなぁ…彼女はジャージ姿で…しかも黒一色…

背は小さく、顔立ちも幼い…というか、色々な意味で体を構成している部位が小さいのだ…もしかしたら、未成年かもしれない…そう思った俺は、ヤバイ店に入ってしまったのかもしれない…。

早々に店を出た方がよさそうだ…

「しかたないわねぇ…お客様奥の席にどうぞ!」

と、カウンター越しに席に座るように促され…って、ママの接客も問題有りのような…

席に座りかけたが、このまま座ったら、明日まともに会社に出社出来ないような予感がして…とりあえず、トイレにでも行って、隙を見てトイレの窓から逃げてしまおうかと考えた。

でも、いきなりトイレは怪しまれるかもしれないし、…

「ママ!着替え来るね!」

そう言って彼女(まお)は店の奥へと消えていった。

今がチャンスかもしれないし、…

「トイレお借りしてもいいですか?」

「左奥にあるわよ」

俺はトイレに入った。

便器の上に足をかけ引き違いのアルミサッシを外して、気付かれないように外にでようとしたが、外は真っ暗で地面の様子が分からなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ