現状を把握しよう
不定期更新です。仕事優先なんでご理解くださいm(__)m
「何処だここ?」
辺り一面真っ暗闇。自分の体も見えないし、触れないってか動かない?違うな、意識はあるんだけど感覚がない?って感じかな?分からん!!声が出てるかも分からないが、とりあえず「お~い、だーれか~おらんかね~?」
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?あれ、なんかしら気配はするんだけど??返事なし、まわりに変化もなし。とりあえず自分のことを振り返ってみよう。
自分の名前は【川崎 和哉】32歳・男性・身長183cm・体重111kg・筋肉質ではないが、肥満でもない(腹が最近危ないが)・某福祉系の会社で現場勤務。人が足りなくて夜勤ばっかりだし休日出勤とかたまにあるけど、サービス残業とかはないからブラックではないと思う。
よし、自分のことは思い出せる。記憶喪失とかではない、というか夜勤明けで電車で寝てたはずなんだけど?「うん、ま~時間がたてばなんか変化あるかもな。とりあえず・・・寝てないから寝るか」
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ガ~zzz...ガ~zzz...
(??)「さて、次の方~?!Σ( ̄□ ̄;)って、体ないのになぜ寝てられるんですか!!」
「うーん、(なんだ・・・うるさい・・・)ガ~zzz」
(??)「(ノ`△´)ノ起きてくださ~~~い!!!!!」
「・・・(頭ボ~っとしてんな~、なんか光の玉がフヨフヨしながら点滅してる?)おはようございます、どうも失礼しましたm(__)mどなたか存じませんが自分は川崎 和哉(以下 和と表記)といいます。どうぞよろしくお願いいたします。」と寝ぼけた頭でとりあえずゆっくりと挨拶する。
(??)「あっ、ご丁寧にどうもm(__)m私は【oふi2ずt】です。」
(和)「【oふi2ずt】さんですかよろしくお願いしますm(__)m」
(oふi2ずt 以下o2と表記)「!!(゜ロ゜ノ)ノ言えるんですか!?寝起きみたいなのに耳よすぎですよね~!?」
(和)(ちょっと目が覚めてきたか、よし!)「あらためまして自己紹介させていただきます。神奈川県川崎市在中の性別:男 32歳独身 彼女なし 交際経験なし 仕事は介護 最近家を建て替えてもうやりきった感じのプチオタです。いきなりで申し訳ありませんが、イロイロと確認したいことが多々あるんですがよろしいでしょうか?」と自分について分かっていることを先に伝え、話を進められるように促してみる。
(o2)「ん、ぅん。こちらこそ失礼いたしました。」「イロイロとこちらも確認したいことがありますのでよろしくお願いします。」
と言う感じで、話をしていって分かったことを簡潔にまとめると、
①なんとなく予想してたけど、やっぱり自分は死亡したらしい。(原因は踏切通過中に大型トラックの居眠り運転ってないわー。しかも死んだのオレ一人。)
②ここは所謂【死後の世界】なんだけど、さっきまでの真っ暗闇の所は輪廻転生のための待合室みたいな所らしい。(そのあと光の玉についてって個室?に入ったら現世の役所の受付みたいな感じになって自分も人型になった!!光の玉は同い年位の一般男性なったのだが、その人が話しやすいように同性・同年代・同じ感じの容姿になるとのこと。)
③なんかラノベであるような異世界転生?の試験的運用?のための被験者に選ばれたらしい。(一から説明するのが大変なのである程度理解のあるものが選ばれやすいとのこと。)
④転生に関しては様々な世界があるらしく好きなところを選ばせてくれるらしい。(あんまり片寄りすぎないように人数や時間の調節等は向こうに任せることになるとのこと。)
⑤転生先であったことや感じたこと意見など、メールみたいに報告してほしいとのこと。(一応監視?ではないけどo2側でも記録としては残すけど、全部を同時に認識管理は出来ないとのこと。何処の世界も人員不足は深刻か~)
と以上、まとめ終わり!
(和)「o2さんも大変なんですねー(T-T)」
(o2)「ありがとうございます(T-T)共感していただけるだけでもありがたいです。」「前の方々などやれさっさチートよこせとか、どうでもいいから早くしろよ!とか本当に仕事じゃなければ潰すぞコラッ!!って失礼しました。」
所謂、影を背負う?と言うやつだろうか?潰すぞのところで鳥肌がたった。こちらも大分溜まっているようだ。
(和)「いえいえ、同じ人間として申し訳ありませんm(__)m おそらく同じ日本人ですよねそれ(´д`|||)」「そういう奴等は異世界行ったらチート無双をして現地の人に迷惑かけてそうですね。」今まで抑圧されてたやつはこれ幸いとやらかしそうだよな~。と先のことを思うとちょっと悲しくなってきた。
(o2)「ご安心ください。あまりにひどい場合は天罰にて強制退去をとらせていただきます。」「今のところまだ始まってませんし、被験者は数人で赤ん坊からスタートですので。転生しても生き残れるのかという問題もありますしね。」
(和)「それを聞いて少し安心しました。」(転生したら嫌われもの確定ですは悲しすぎるからね。)と、ホッと息をはいた。
(o2)「イロイロと知るための試験なので、良くも悪くも事例としては大切ですから。」「では、川崎さんもイロイロと決めていきましょうか?」と言うと、タブレットのようなものをこちらに渡してくれた。