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幻想機動輝星  作者: sabuo
序章 ある研究員の記録 『ZERO』 IS SLEEPING
6/74

番外編1 第900次情報局定期報告書

番外編その1 報告書風にこの物語の設定を書いてみました。

第900次情報局定期報告書


聖暦3017年4月10日付


検閲済み


発 戦略機動隊情報局調査部資料編纂室 室長:三八十

宛 戦略機動隊総司令 レオス・オブライエン







第900次定期報告書が出来たので報告します。


1、戦略機動隊の現在の状態

聖暦3017年現在、戦略機動隊は以下のような体制になっています。


総司令部

戦略機動隊山城第一基地に存在。

各地の戦略機動隊の基地などの情報から戦略を決定し、伝達する部署。


兵站局

戦略機動隊の糧食関連及び戦闘糧食(レーション)の開発を行っている部署。


情報局

戦略機動隊のあらゆる情報を蓄積、編集する部署。聖暦3016年より通信関連もここが担当することになりました。


戦略機動隊技術研究局

後述するヤマシログループと連携し、戦略機動隊の装備や兵器を開発、整備している部署。


医療局

戦略機動隊の医療関連を担当している部署、医科学の研究もしている。



戦略機動隊実戦部隊

フリークスによるあらゆる攻撃に迅速に対応するため陸海空の明確な区分がなされていません。

世界各地のあらゆるところに展開しています。






2、企業

極東連合発足以来、世界各地に様々な企業があるが、ここでは主に戦略機動隊の結びつきが強いヤマシログループについて書く。


ヤマシログループ

聖暦2997年の再編成の際、戦略機動隊旧研究開発班の『変態四天王』といわれた技術者と数名の研究員が立ち上げた企業が元になった企業体。いくつもの企業を従えている。以下にその企業を書く。


山城製作所

WGのフレーム部分を担当、同系列の企業に航空戦艦などを開発、建造している山城重工、農業を研究している山城環境・農業研究所などがある。


ヴィナース・エンタープライズ

WGの動力源である半永久機関『ウィザード・ジェネレーター』の開発元。山城重工と共同で航空艦のエンジンも開発している。


IMT(Iris Magic Technically)

WGの操縦システムであるC‐MOSの開発元、その他にも様々な魔法武器、精霊武装などの魔術兵装も開発している。航空戦艦の飛行制御システムも開発している。


ラファーズ・ミレニアム

WGの武装、及びブースター関連を担当、航空戦艦の航空機構である『ウィザード・フロート』の開発元。戦闘機や戦車などのWG以外の兵器の開発もしている。







3、戦略機動隊の各基地群

戦略機動隊が各地に建設した基地のまとまりを『基地群』といい、始めに出来た基地の名前にそれぞれ番号が振られている。

ここでは人間界における各基地群の場所と特徴を書く。


山城第一基地群

日本、京都府全域と滋賀県の一部に位置。戦略機動隊の本部があり、ヤマシログループ系列の企業の本社がある。


梅田第二基地群

日本、大阪府と兵庫県の一部に位置。ヤマシログループ系列の企業の工場が多い、航空戦艦用のドッグがある。

現在、明石海峡を横断するプラント連結式橋型海上要塞『Akasi Large Bridge』を建設中。


武蔵野第三基地群

日本、東京都、埼玉県および神奈川県に位置。

対フリークスにおける重要拠点の一つ。『南極事件』によって再現された人間界の東京にフリークスが棲みついており、油断はゆるされない。


坂出第四基地群

日本、香川県、徳島県と岡山県の一部に位置、瀬戸内海を横断する

プラント連結式橋型海上要塞『Seto Large Bridge』があり、

対フリークス戦略の要でもある。


釧路第五基地群

日本、北海道釧路支庁に位置。『南極事件』で霊脈が乱れる以前からここは霊脈が不安定な土地で、その影響で一年中平均気温マイナス100度という過酷な環境である。今後の対フリークス戦略に必要不可欠な土地ということになっている。


南極第六基地群

南極大陸に位置、『オペレーション・ヴァーディクトデイ』時に建設された基地群。表向きは前線拠点を名目にしていたが実際は×××の××を調査するための計画『×××××××××××』のためのものであり、研究用のプラントや物資搬入のための港によって構成されていた。

『南極事件』の際、総員の撤退が確認された後通信途絶。





4、世界の情勢、状態。

戦略機動隊の本隊である極東連合機構軍、その母体である神族側国家と魔族側国家の連合、極東連合が発足した後、神族側国家の連合『聖教会教導連合』と魔族側国家の連合『首長会議連合』の発足によって世界が三つに分断されてから25年。

あいかわらず世界の極東連合に対する風当たりは強いままです。どちらの勢力にも異端扱いされています。

しかし、世界の状態、環境はだんだん変わってきています。

『南極事件』以来、世界各地であらゆる異変、怪異が頻発しその数は増加傾向にあります。あくまで私見ですが、今はまだ対フリークスにおいては優勢を保っています。しかしいつまでも続くとは思えません。最悪の事態を常に想定し、迅速かつ的確な対処が必要かと思います。




現在までの隊員死亡数  0


                                                      

                                    



以上







追記

頼まれたものです。



朽木光男

年齢15歳

身長175cm

聖暦2996年のオペレーション・ヴァーディクトデイ終了後、撤退中であった××××××××××によって保護。

保護時には既に左腕と両足が欠損、右目も潰れ臓器にも損傷がみられた。

昏睡状態におちいったが、聖暦3017年4月10日午後1時15分ごろ覚醒。

採用試験の結果、ランクS 記録更新


彼の友人であるという黒崎茜研究員の証言によると前に京都祇園高校歴史研究部副部長を務めていたらしい。

魔力回路を持つが魔法を行使することができない。魔術回路がないのが原因と推測されるが、別の理由もあるようだ。

右手の痣は生まれたときからあるものらしく、傷の方は魔力回路の暴走の影響と思われる。

魔力について自主的に研究したことがあるらしい。



『×××××』被験者第一号






この報告書は情報局の検閲を受けて公開されています。



番外編その1、いかがでしたか。

今後もこの物語の設定を、このような番外編で書いていこうと思います。

この物語を読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。

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