番外編5 光男の情報ノート(2)
番外編です。
魔力通信システム。
戦略情報ネットワークやウィザードシステムなどに採用にされている通信システム。
情報を、『思考』にし、魔力空間内で、各国、各拠点にあるウィザードコンピューターを繋いでいる高出力魔力レーザー、通称『線』に乗せて、情報をやり取りするシステム。その関係から『点』と『線』と言われる。
戦略情報ネットワーク。
極東連合軍、及び極東連合各国国軍の情報共有システム。
天候予測、作戦の立案、フリークスの襲撃予測など、様々な場面で活用される。WGや航空艦にも搭載されている。
ウィザードシステム。
戦略情報ネットワークの技術を利用した魔力供給システム。
しかし、実際には魔法や魔法術式の提供がメインである。
使用するには、企業や、宗教施設などと契約する。戦略機動隊のとある部隊がこれを活用しているとの事、詳細は不明。
これができたお陰で、魔法や術式の使用が大きく簡易化されたと言う。
魔法(詳細)
魔力回路と魔術回路が必要。術者の魔力を、魔力回路で再分配し、それを魔術回路に流入させ、『思考』を魔術回路に通し、発動する。
非常に難しいため、詠唱が必須である。
術式。
古代魔法文字や古代神聖文字(概念文字系)などと、擬似魔術回路や聖術回路(概念回路系)を複雑に組み合わせたもの。
魔力や霊力を流すだけで発動する。故に、ウィザードシステム完成以前から、魔力回路や魔術回路を持たない者でも使えた。
符に描いたり、魔力石に刻んで保存することができる。
術式解離。
術式を構成している概念文字系と、概念回路系の組み合わせを解除、分離する手法。
非常に難しく、成功した記録が無い。
局長の話曰く、今回のハッキングで使われた手法は、アレサとは違うもの。
アレサは戦略情報ネットワークに入っただけらしい。ただ、どうやって繋いだか分からない点がある。
番外編5、いかがでしたか。
一部、設定ミスがあったため、番外編1を改稿しました。
次回、第23話もなるべく早く投稿しようと思っています。
この物語を読んでくださった読者の皆様、ありがとうございました。