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第三十四話⚫報酬と進化

大岩は文字通り爆発した。

凄まじい炸裂音が半径十五メートル程の空間に何度も反射し鳴り響いた。俺に鼓膜が有れば、破裂していたことだろう。


それから暫くすると音もようやく鳴り止み、後に残ったのは俺達と大岩の残骸だけだった。


俺はリーフの方を向き礼を言う。


「リーフのお陰で奴に勝つことが出来たありがとう」


「そんな事有りません、私は最期のトドメをさしたに過ぎません、ご主人様が時間を稼いでくれたからこそ勝てたんです」


リーフはとても嬉しそうに俺の活躍を話す。


「ご主人様がギリギリまで引き付け、サイドステップで躱していく姿はとても格好良かったです。他にもご主人さm「リーフ今は大岩の食べられそうな所はないか探そう」

「分かりました、ご主人様!」


リーフは俺の話をすると暴走し何時までも喋り続ける所が有る、俺としてはとても恥ずかしいがリーフは辞めてくれそうにない。


「ご主人様、魔石のような物が有りました!」


「おぉ!でかしたぞリーフ」


リーフの指す場所には五十センチ程の大きな赤茶色をした魔力の塊のような石があった。


それはどことなくスライムの核を彷彿とさせた。


だがここで問題が発生した、俺が魔石を半分づつにしようと提案するとリーフが私は受け取りませんと言い始めたのだ。


「先程も言っただろう、俺達二人で奴を倒したんだ、報酬も半分にするべきだ!」


「私はトドメをさしただけです、それだけなのにご主人様と同じ報酬なんて滅相も有りません!」


俺達のお互いを思いやるがうえの言い争いは、結果的に俺の勝利となった。知力賢者は伊達じゃない!


二人で大岩の核を半分にし俺が食べるとリーフもしぶしぶだが食べ始めた。


すると何時もの声が聞こえた。


(条件を満たした為、進化を行います)


こうして俺は三度目の進化をした。






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