第三十話⚫光の先へ
「ライトランス三連」
光のランスはロックイーターの天然装甲を破壊していく。氷を釘で打ちつけ割るのを想像して貰えれば分かり易いだろう。
ガアアァァァ
ロックイーターは最期の断末魔をあげる。
俺達が洞窟を攻略し始め、既に数時間が経過したが変化はない。出てくるモンスターは全てロックイーターだけだ。
「もしかすると、ロックイーター以外にモンスターはいないのかも知れませんね」
リーフの言う通り俺達は既に三十体程のロックイーターを倒しているのでそう考えるのも無理はない。
「嫌、油断大敵だろう。これだけ大量のロックイーターがいると言う事は、必ずボス等の上位種がいるとみて間違いない。」
キャトルホーンが良い例だろう。
俺達は更に数時間モンスターを倒し進んでいく。
勿論俺だってロックイーターを倒している、リーフにおんぶに抱っこ状態ではない。
それから俺達は更に数時間一本道の洞窟を進んでいくと変化は訪れた。
洞窟の先に光が見えるのだ。
「出口か?」
「どうでしょうか?ですがこの先に強い魔力を感じます。まず間違いなくボスだと思います」
「鬼が出るか蛇が出るか、行こうリーフ」
「はい!ご主人様」
俺達は光に向かい進み始めた。




