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リーフの思いⅡ

夢を見ていました、私の大切な方が私を助け何処か遠くに行ってしまうと言うものです。そして最後に誰かが言いました、


「遠くに行ってしまったのはお前のせいだ!」


私は文字通り跳ね起きました、先程の夢が夢で無かったらどうしようと。もし夢で無かったら私はきっと生きてはいけません。


辺りを見回すとご主人様はいました。


「リーフ大丈夫か?」


ご主人様が生きていてくれた、側にいてくれるそれだけで私の体は歓喜に震えます。そして同時にあの時の光景を思い出しました。


私を庇ってご主人様が岩に潰された瞬間を、、、


「本当にすいませんでした、ご主人様!」


ご主人様は少し困っているようですが、謝らなくては気がすみません。


「俺の不注意が招いた結果だ、謝るのは俺の方だ」


違う!ご主人様は少しも悪くない悪いのは、私だ私が不甲斐ないばかりにご主人様は、、、それを伝える。


「違うんです!私を庇ってご主人様が潰されているとき私は、私は見ている事しか出来なくて。そんな自分がとても情けなくて、、、」


私はご主人様に嫌われてしまうのだろうか、私が不甲斐ないばかりに、ご主人様はあんな目に有ったのだ嫌われて当然だ。


そんな事を思っていましたが、ご主人様の言った言葉は私の想像していたものとは、全く違うものでした。


「今回の件は本当に俺のミスだったんだ、コピー化を使わずに慎重に進んでいればこんな事にはならなかった。俺のせいでリーフを危険な目に合わせてしまった。本当にすまない」


違う!私はそう叫びたくなりましたが、ご主人様は私を見つめ、更に言葉を繋げました。


「それと大事なことを言うのを忘れていた、助けてくれてありがとう。また迷惑をかけるかも知れないが、俺にこれからもついてきてはくれないか?」


ずるいです、私が絶体に断れない言葉をここで使ってくるなんて。ご主人様の優しさに心が暖かくなるのを感じます。


「、、、ご主人様は本当にずるいです、断れるわけないじゃないですか。」


「俺はリーフを頼りにしているからな。断られては困る」


「本当にずるいです、、、」


「愛しています、ご主人様」


私は誰にも聞こえないように呟いた。

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