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第二話⚫飢えには勝てなかったよ

あれから数時間


グジュグジュ


俺は食事をしている、何を食べているのかと言えばドン引きされるかもしれないが簡潔に答える、それは人間で有った元俺の肉体である。


昨日まで慣れ親しんだ体で有るが、それを上回る本能的な欲求が沸き上がってきたのだ、、、


強くなる為 、生きる為、喰えと本能が信号を出した俺はその信号に刃向かう事すら出来ず食った。


元俺の肉体の顔の部分を包み込むと、体の中から液体が出てきたそれは顔を溶かしていく。それと同時に俺は有る感覚に震えた。


旨い!自分より強いものを食す喜びが体を支配する。

スライムが人間を食べることはまず無い、逆に踏み潰されたり、切られたり、魔法により灰にされるのが常である。


この世界で生きるもの全ては、自分より格上を倒す、または食す事により強くなる。


これはこの世界の心理であり全てに与えられた平等の権利で有る。


グジュグジュ


骨まで溶かしていく一欠片も残すつもりは無かった、、、



数時間後


「俺は馬鹿なのか!」


仮にも元自分の肉体を本能に身を任せ食ってしまったのだ。

馬鹿か食いしん坊としか言いようがない。


「これからどうしていこう?」


食べる物は近くには無いので、このままここにいても飢えで死ぬだけだ。


「取り敢えず食料を探しにいこう」


俺は森の中に入っていった

スライムの現在の特徴

・消化液(酸性)

・体の粘りけの調節(これにより垂直な壁などを登

れる)

・大きさ約三十センチ

・人の捕食による知能レベル上昇

・人の捕食による微量の魔力取得

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