第二十七話⚫失敗
ロックイーター⚫⚫体長1、5 メートル程の丸い岩に腕が二本左右に生えたモンスター。岩を主食として、食べているため、体がとても固く生半可な攻撃ではダメージを与えることは不可能。体と腕の隙間や口の中は柔らかい。
俺は押し潰されたが、物理完全無効がある俺には、全くダメージはない。だが、ここで動くのは得策ではないだろう。
岩だと思っていたが、魔力をこの岩からは感じる。それに、今ここで俺が生きていると分かったら、圧倒的に不利な状況になってしまう。
俺がそんなことを考えていると、リーフが魔法を放つ声が聞こえた。
「ライトランス」
ズドン
ライトランスは岩に直撃するが、少しヒビが入った程度で余りダメージはないようだ。だが、リーフは構わず魔法を放ち続ける。
「ライトランス、ライトランス、ライトランス」
ズドン、ズドン、ズドン
岩は脅威と感じたのか、二本の腕をクロスさせガードの体制をとるが、リーフは魔法を止めるどころか更に激しくなる。
「ライトランス、ライトランス、ライトランス、ビックライトランス」
ズドン、ズドン、ズドン、ズドォォオオオン
岩は攻撃に耐える事が出来ず、ビックライトランスに貫かれる。
勝負が着いたようなので、声をかけようとしたがそれは叶わなかった。
「リーフよくy、「ライトランス、ライトランス、ライトランス」
ズドン、ズドン、ズドン
既に亡骸とかした岩に光のランスが突き刺さる。俺はリーフに近付きもう一度声をかける、
「リーフ!リーフ!しっかりしてくれ!」
リーフは俺を見る
「ご、ご主人、様」
リーフは俺を見ると気を失ってしまった。
俺はリーフを連れて洞窟を後にした、こうして俺達の洞窟探検は失敗に終わった。
リーフは主人公が、自分を助けた為に死んでしまったと思い、正気を失っていました。




