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第二十話⚫エグいと運が良い

巨牛が二メートルはありそうな角をこちらに向けて、突進してくる。


ダンプカーが猛スピードで迫ってくるような恐怖を感じるが、構わず突っ込む。


ベチャッ


俺が勝てるはずもなく潰れるが、俺には物理完全無効があるのでダメージはない。俺は体の粘着力を上げ牛の顔に纏わり付く。


牛は必死にもがき引き剥がそうとするが、俺の体は毛にも絡まりついているので、離すことは無理だろう。


それではいきますか、俺は牛の耳の穴に触手を突っ込むと穴の中に強消化液を流し込む。


モォオオオオオオオオ!?


牛は痛みにより叫び暴れ狂うが、構わず消化液を流し続ける。


すると牛は木に向かって突進し始めた。だが大きな角の方が先に当たるため、俺に直撃することは無いので気にしない。


巨牛はどうすることも出来ずに、自分より小さく弱い者に蹂躙され、怒りを強めるがそれが更に冷静さに欠く結果となり土坪に嵌まる。


巨牛は打開策を探し有るものを見つける、池だ池がある。そこに突っ込めばこの弱く小さなモンスターを引き剥がせるだろうと突っ込む。


ドボォオオン


巨牛は池に思いっきりダイブするが、それは悪手であった。スライムは、顔から離れ巨牛の両足に体を絡め硬質化を使う。


巨牛は急いで水面に上がろうとするが、スライムの体が邪魔をし息が出来ない。巨牛は初めてこの弱く小さなモンスターに恐怖を覚え後悔した、あの時逃げていればこんなことには成らなかっただろうと、、、


十分後



俺はホクホク顔で水中の巨牛を見つめる、今回は運が良かった。俺は呼吸を必要としないため水の中は俺の土俵なのだ。


地上でならもう少し手間取っただろうからな。


本当に今回は運が良かった。





主人公は有効な攻撃手段があまり無いため、倒し方が少しエグいですね。

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