表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

コラ起きろ

なんであれ仕事をし、7日目を聖なる日とするのは良い。だが、6日のあいだが酷すぎる。


なかなか起きない、起こしても起きない、ギリギリで部屋から出てくる、ドタバタ準備する、魚をとった猫を追い回しながら金切り声をあげる、猫から取り返した朝食をとる、そこら中食べかすを散らかす、食器を片付けない、片付けをお願いしたら恐ろしい顔で睨む、その顔を洗わない、そのままに会社に行くのかあ。


なんとか言い含めて、食べ物で汚れ肌けたままのネグリジェを脱いでもらう。露わな上半身をなんとか清め、下着類やらブラウスやらを着せる。


これらを着せるのは大変。どこの穴に右脚若しくは左脚を入れさせるのか、下着を一目見ただけではなかなかわからない。履かせてみたら、裏表だったこともあるし、左足を差し入れるところが胴回りへハマってしまったこともある。いずれの場合も後から怒鳴られる。

この前、そんな俺の作業合理化のために、下着類の前後ろに彼女の名前を描いておいたら、帰宅した彼女に怒鳴られ、スプーンとお皿を投げてきた。たまたま鍋を持っていたから、かぶって事なきを得た。それ以来、着せる作業はより大変になった。


せっかく着せたはずのブラウスなのだが、下から三番めまでのボタンを外して、下から三番めのボタンを一番下のホールに、し一番下のボタンを下から三番めのホールに、最後に下から二番めのボタンを下から二番めのホールに入れ、ブラウスの裾をスラックスに入れ込んだ。なんでも、それがカッコよく見せるのだという。そんなおしゃれな心があるのか?


とにかく、なんとか会社へ行ってくれた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ