1.知らない世界
狂ったやつに首を絞められてから一体何時間立ったのだろう、死んでいると思っていたのだがどうやらまだ生きていたらしい。
意識はあるが目が明かない、首を絞められたときにどこかおかしくなったのだろう体も思うように動かない
そう思っていた時急に背中にたたかれたような痛みが走った。
「オギャーオギャー」
おかしい痛くて叫んだはずが言葉が思うように出てこない、どうなっているんだ?
「マリーさん、お子さんは無事ですよ、元気な男の子です」
誰だ俺は男の子といわれるような年じゃないぞ?
マリー「よかった私のかわいい坊やが無事で、おばさん顔を見せてください」
産婆のおばさん「ええでも生まれたばかりの赤ん坊は、首が丈夫じゃないから体力の落ちているマリー
が抱くには危ないわ隣に寝かせて顔を見るだけよ!」
そんな会話が聞こえた後、俺はベットに寝かされた。
マリー「初めまして私のかわいい坊や、あなたの名前はジャックよ」
何を言っているのか、意味が理解できないが、まだ騒ぎ続けている周りの中、俺は睡魔に襲われ眠ってしまった。
次に目が覚めると、隣には見知らぬ赤ん坊が眠っていた、ここはどこなのだろうか一体俺はどうなったのかあいかわらず声は出ないが、体は動くので周りを見渡してみた。
古い民家のようだ、それに俺は赤ん坊になっているようだ、なぜこんなことになったかは分からないがどうやら俺は転生したらしい。
なぜ俺が転生されたのかは考えたところでわかるはずもないので、あきらめることにした。
そんなこんなで周りを観察していると、隣の赤ん坊が泣きだした。
マリー「はーいオリビアちょっと待っててねー、今お母さんが行きますよー」
少し離れたところから声が聞こえ、あの時の声が聞こえた。
マリー「あらジャックも起きていたのね、あら不思議そうな顔しているわね?」
「ちょっと待っててね、今オリビアにご飯を上げたらあなたにも上げるからねー」
ごはんってまさかと思ったがそのまさかだった、赤ん坊の体では拒否できないしどうしたものか
マリー「はーいお待たせジャック、たくさん飲んでおっきくなってねー」
抵抗はできないのでおとなしく受け入れることにしたが、何とも言えない気持ちになったので、目はつぶっていた。
マリー「はーいおしまい、待てて偉かったわねージャック、さすがお兄ちゃんね!」
どうやら隣の赤ん坊は俺の双子の妹らしい、道理であの時、周りが騒いで、なぜか苦しそうな母の声が聞こえたわけだ。
マリー「オリビアはもう眠ってしまったけど、ジャックはまだ元気みたいね。」
「まだ連れて行っては上げられないけどおうちの中からお外見てみようか。」
そう言うと、母は俺を抱き上げ、窓の近くへと連れて行ってくれた。
窓から見た景色は地球とは違う景色だった、俺は地球とは違う世界に転生してきてしまったようだ。
だけどこの景色は、俺が前の世界で見たどの景色よりもすごく、きれいだった。
マリー「あら、お眠なのね、ふふすごくいい笑顔で寝ているわ、お休みジャック」
~こうして、前の世界で罪人になってしまった青年の、新しい物語が始まったのであった~




