第一章:大地が揺れる3
どうもしなちくです。11話目ですね!なんだか面白くない話ばっかですみません。もう少しで面白くなる予定なんです!それではいってらっしゃいませ!
「ここでしばし休憩とする!!!!」
土方はそう叫び、新撰組は少しばかりの休憩時間となった。
「さて」と言うと、適当な雑兵1人に、此度の討伐隊の幹部は土方のところまで来るようにと下知を出した。
少しして、全員が集まった。
「なんの用ですかな?土方殿」
「土方さん要件というのは?」
「まあ、そう焦るな。すぐに話してくれるのだから」
「軍議ですかな?楽しみですなぁ」
「……」
此度の討伐隊幹部は土方合わせて5人。上から佐々、三門、永倉、佐久間、土方である。
「今、全員を集めたのはこれからについてだ」
「と、いいますと?」
「我々は渋川村と戦うわけだが、本当にこの計画でいいのかが、少し自信がなくてな」
「なるほど」
新撰組の布陣の位置は悪くない。逆に100点満点である。が、南側は少し不安が残っていた。それは白兵戦での勝機。南側で負けては東の戦線は意味がなくなってしまうのだ。南側が負けないという前提が東の戦線に意味をつけるのだ。
「南からの攻めと思わせてからの東から攻め込んで挟撃する。これはいいんだ。だが、問題は南側が絶対に負けないという前提があるからできる策でもある」
「なるほど」
「たしかに、万全な軍同士がぶつかりあって確実に勝てるという可能性が低いのは否めませんな」
「頭数こそが正義だろうと、俺は思っているが万が一があると困るしな」
「土方さんらしい」
「それでは、ここで偵察しながら駐屯する。陣を取るように」
「「「「御意!!!!」」」」
土方は少しの不安と醒めやらぬ興奮を心に宿していた。軍議も思ったより早くかつ、順調に進んでいった。順調、それは初めて軍を運用する人間としては嬉しくて仕方がなかった。
理由としては、軍の運用は一筋縄ではいかず、思わぬ方向への暴走もあるという話を幕府からも新選組からもいくつか聞いてから出陣であったため、この順調という状態が何よりも自分の有能を証明していたように感じたから嬉しいのだ。
「誰か、兵糧を江戸から無制限に送るように伝えろ!」
「では、私が行って来ます!」
「いや、補給線を守るために、兵糧兵団を今から作るか。誰でも構わん20人を兵糧兵団とし、兵糧の補給路を守る任を与える!」
志願兵は案外多く、35人が兵糧兵団となった。
「案外多くはなったが、概ね計画通りか……」
兵糧兵団が江戸へと向かった。兵糧と兵糧補給経路の守備を遂行しながら、駐屯に必要な天幕などを取りに行くという下知を与えられて。
「どれほどここに駐屯するので?」
聞いておいてなんだが答えを濁すかと思った三門であったが土方は 「少なくとも4日だ」と即答した。
それに続けて、
「ほぅ、4日もですか」と繰り返した。
最長で4日も駐屯なのかと少し面倒くさがった三門の心を土方の
「あぁ、最低でも4日だ」という言葉で絶望させた。
「それは一体なぜか聞いてもよろしいです?」
三門は思わず聞いてしまった。
「そうだな、単純に好機を狙っているからとしか言えないな」
そんな誰でも言えるようなふわりとした回答に三門は呆れ返った。三門はとにかく早く戦を終わらせて家に帰りたい、早く休みたいそんな思いで満たされた心にこんな返答が来たら絶望したり、ストレスが溜まったりして少なくとも三門という一人の兵の士気は下がってしまった。
おかえりなさいませー。11話目はどうでしたか?まだまだこの編の終りが見えません。最後まで駆け抜けてくれると幸いです




