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第一章:諏訪湖への攻め

お久しぶりです!決局締め切り決めなかったしなちくです

十話までかけた喜びを噛み締めております。

藤田・須藤は渋川村で、今いる幹部を集めて軍議を開いた。


「藤田がこんなギリギリの戦いをしようなんていつぶりかねぇ?」

「まあ、確かに珍しいのぅ」

「この状況、そりゃ焦るだろうな………」

「ったく、こんな時期に諏訪藩に攻めこもうとしてるとは……。一体何考えてんだ」

「まあまあ、一回藤田さん待ちましょうよ」

「「「「落ち着いて座ってる暇は一切ねぇ!」」」」

「ヒェッ……(泣)」


古参の幹部達は、渋川村事件後処理の会議よりも焦りを見せ、狼狽していた。そのため須藤の静止に意味など無く、逆に黙らされたのであった。

古参幹部は上からトヨ、ミタケ、佐々木、武司、そして須藤である。


「あー! 悪い! 待たせた! 」


そう言って、藤田が会議に駆けつけた。


「呼んでおいて遅ぇなァ」

「いやー、すまんな」


須藤は少し遅れて、藤田が駆けつけた時には会議場にミタケと藤田の少しの会話と、須藤の少しした木の軋む音以外に少しも音がないことに気づいた。忍びですら気づかない程に全員が自然かつ超人的に静かになったのだ。それくらい、この会議は重要かつ迅速に行われるべきものだということを須藤は再確認した。


「まあ、戦の後処理はもういいだろう。この軍議で必要なことだけ言う。諏訪藩へ戦を仕掛ける」

「なぜ、今になってそんなことをするんだ?」

「諏訪湖の重要性は前々から言っていただろう? 今は諏訪湖を手に入れるのに都合がいい」

「どこが都合がいいもんか! 新撰組がもう出発しててもおかしくないんだよ!」


トヨの意見は正しい。渋川村は気づいてはいないが、もうすぐそこまで脅威は迫っている。それは、この物語を読んでくれていた皆様は知っている事実であろう。

とは言え、新撰組の布陣は正に藤田の想定通りである。南と、東、もしくわ西への布陣による挟撃。そうなれば、戦力差によっては押し潰される。それは、藤田が考える最悪の想定である。


「……」

「ぬぅ……」

「どうしたものか……」

「んー……」


一概にトヨが正しいとは限らない。渋川村の戦力は全員考えるのが、挟撃によって押し潰されるという想定。もし、それが起きてしまったなら渋川村は敗北し、全員の死罪が確定するだろう。

戦略とは1度決めたならば、失敗したとしても大幅に直していくのは困難だ。何故ならば、戦争そのものの総合的な計画であるためである。


「だが、やはり我らはトヨではなく藤田に着いてきのだ。藤田の意見に賛同すべきだろう」


ミタケから発せられた正論に全員が黙った。トヨは何も言い返せなかった。いつでも離れれた組織に居続けたのはトヨだ。その組織の方針に従うのは当然であった。


「よし、それじゃその方向で行くぞ」

「「「「応!!!!」」」」


軍議が無事終わり、部屋には須藤と藤田、トヨだけが残った。


「やっぱり心配か?」


その藤田の問にずっと俯いていたトヨが顔を上げ勢いよく「当たり前だよ!」と声を荒らげた。


「だよな。義民党大幹部でもお前ほどこの党を思ってるやつはいないからな」


黙って見ていた須藤は違和感だけを覚えていた。それは、藤田が何の不安も抱かずに諏訪藩へ戦をしかけるという部分。新撰組の襲来を勘定しても、諏訪藩への戦を即決できるほどの何かを持っていないとそうそうできたものではない。それを言わないということに違和感の正体であろう。


 「トヨ、お前に重要な情報をやろう。この時期に戦をしかける本当の理由ってやつをよ。」

 「・・・・・・・・・・・・」

 「・・・」

 「・・・」

 「わかったか?」

 「なるほど・・・。たしかにそれなら今だ」


 そして、この翌々日、多くの騎馬兵が村から見送られて、諏訪湖へと軍が向かっていた


※この作品はフィクションです。実在の人物、名称、団体等とは関係ありません。

おかえりなさいませ!どうでしたか?少し長くなってすみませんorz

ですが、十話目なので少し力入りすぎたかもしれませんね

それでは十一話目でまた会いましょう!さらば!

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