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今は絶不調なの

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

別に理解して欲しい訳では無いんですよ。

ただ馬鹿にしないで欲しいだけで。

「ごめんなさいね。今は絶不調だから、些細な事で怒ったら、黙って距離を置いてね」

と、さも何でもない顔でそう言った。とても絶不調とは言えなかった。

それから数日が経過しても、極端に彼女の様子が変わる事はなかった。何時もと同じ時間に起きて、同じ量の食事をし、同じ時間に眠る。

彼女はやや不安症なところがあるから、気遣って言っただけかも知れない。


些細な事でイライラする。元より我儘だと、暴君であると、重々に自覚した上で行動しているが、今は輪にかけて酷い。

興味のない広告が目に入っただけでもスマホを投げそうになるし、何気ない会話にも心無い言葉をかけそうになる。叫んで家を飛び出しそうになる。何よりずっと脳震盪が起きた様子に、視界がグラつく。あともう少しでこれが終わりそうで、終わらない。そのもどかしい今が、本当にイライラする。

私は今、私で居られるだろうか? 過剰防衛として、やたら滅多に刃を振りかざしてはいないだろうか。残念ながら主観で物を見ることしか出来ないので、前もって詫びておこう。

「ごめんなさいね、今は絶不調だから、些細な事で怒ったら、黙って距離を置いてね」

すると彼はただ静かに首を傾げて、頷いた。意味を理解していないようだが、そんな事はどうでもいい。問題は、ちゃんと自分の足で逃げられる事。それだけだ。


「無理しているの?」

彼はただ何事もないような声でそう言った。この間の問の答え合わせをしている様だった。

何も分からないなら最初から聞かないで。今の私に話かけないで。そう言いかけそうなのをどうにか推し留め、務めて冷静にただ一つ問い掛ける。

「何故?」

「この間の、あれ。デリカシー無い言葉をかけるけど、とても不調の様には見えなかったから」

あぁやっぱり。何も分かっちゃいない。でも、という事は、少なくとも私は平常時と大して変わらない対応をしているということだ。

「物を投げず、暴れ回らず、我儘を言わない私を褒めて欲しいくらいには、絶不調」

僅かに本音が漏れた事を許して欲しい。でもそれくらい、今は気持ちが悪い。脳震盪は酷くなるばかりで、ずっとふわふわしている。

「そっか……。我慢してくれて有難う」

そう言って、ただ頬を撫でられた。こうされると、少しだけ肩の荷が降りる。今まで少しでも頑張った甲斐があると、そう思えたから。

まぁ、女性あるある周期と言うやつで。


私の場合ですが、

偶流れてきた際どい広告に苛立ち、

文字の変換が上手く出来ずに苛立ち、

些細なことでも攻撃的になります。

今はSNS離れしているので、まだマシです。


これでもマシな方です☆


でも私だけじゃないと思うんですよ。

女性だけでなく、男性にだって、周期的に気がおかしくなる事は珍しくないと思うんです。


という訳で今日も自分を褒めて明日に備えます。

物量に打ち勝つぞい!!

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