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~いや、勝手に呼んだのそっちじゃん、なのにハズレってなんかムカつくから全力で楽しんでやる、この世界で~

そのぜろ

今日から高校生、赤ん坊の時に実の親に捨てられて人生終わったと思っていたけど。優しい両親に拾われて

ここまで育ててもらいました。

でもこれからは自立して生活したいと思って、東京の高校に入学するため独り暮らし始めました。色々と節約しないといけないけど今のところ楽しめてる、頑張れ私、実家の両親に心配させるな私。、、まぁお金はだしてもらってるけど、でも高校生になったんだからアルバイトしてばりばり稼ぐぞー

服装OK、今日も良い笑顔だぞ私

玄関に飾っている鏡をみながら気合いをいれる

よし、今日から高校生しかも周りは知らない人ばかり、頑張って友達作りましょう

少し緊張で震えてくる、でも楽しみでもある、何事も楽しんだもの勝ちなのだ、昔から嫌なことも楽しもうと取り込んできた。そしたら楽しかった、何事もやってみないとわからない。だから楽しむのだ。

時計をみる、あっ、長く気合いを入れすぎた、結構ギリギリな時間になってしまってる、あわてて家を出る

「あっ」

忘れ物したのを思いだす。玄関に置いてある腕飾り私が拾われた日に名前と一緒に持ってたものなぜかこれだけはずっとつけている、名前も顔も知らない私の両親との繋がりのような気がするから、後もし会えることがあったら一発くらい殴るためにもね。

そして家を出る。今日からがんばろー私!


テレビとかでみてたから、覚悟はしてたけど、人いすぎー電車の中多すぎ、でも、なんかたのしー、地元は人いないことは無かったけど、こんなにいなかったし、本当にどこからこんなにでてくるんだろうねぇ。不思議

もみくちゃにされた、電車を出る、なんかアトラクションみたいだった。

急いで学校に向かう、結構ギリギリかも

階段をかけ降りる。急げ急げ

急ぎ足で向かう、私と一緒の制服の子もちらほらいるし、もう大丈夫かな?急げ足からゆっくりと歩く

そしてついにたどり着きました。我が母校になる高校、今日からお世話になります。そしてこれから三年間の色々な出会い葛藤そして色々なことが起こるんだね。いやー楽しみである。

そして私は期待を込め高校の門を通ったのである。


そのいち 異世界にいらっしゃい!?


であったはずなんだけど??

あれー?なんか知らない人が沢山こっちみてるよ、あっ、可愛らしい格好してる人綺麗だなぁ。

あれ?学校の門を通ったはずなんだけど、あれかな?今学校で映画の撮影とかしてるのかな?やっぱり東京は違うね。

「あっ、すみません、撮影中とかでした?すみませんでした」

後ろに下がろうとするが背中に当たる壁の感触。いつの間にセットの中に入ったのかな?

私がうーんと頭を捻っていると、後ろから声をかけられる。

「勇者様よくお越しになられました、どうぞこの世界をお救いくださいませ」

、、、は?勇者?誰が?世界を救う?あれか?某テーマパークでもある観客を巻き込んでいくスタイルかな?

いやー困ったなぁ、もしこれで才能開花しちゃって女優デビューでもしちゃうかも

「あのー?勇者様?」

はっ、一人で妄想しちゃってた。オスカーまでとってしまったよ。

声がする方に視線を向けると綺麗な人が私の目の前まできていた。うぉ、顔整いすぎ!

凄いなぁ、女優さんかな、美人すぎだよ

でもそろそろ時間が危ないし、学校遅れちゃう、初日から遅刻するわけにはいかない

「あの、すみませんがそろそろ私学校にいかないといけないので、出口まで案内してほしいのだけど」

私が喋ると目の前の人「はい?」と首かしげてる。

なんだろう、なーんか薄々となんか嫌な予感してきたけど、まだ諦めたくないよ。

「ここ東京ですよね?」

「とうきょう?ですか?ここはアガスタですが?」

「はい?アガスタ?」

「はい」

「、、、、えーと」

まずい今一番考えたくないことが頭にちらついている。いやいやあり得ないでしょ、私ただの高校生だよ。流石にないない。頭にちらついている考えを奥に奥に詰めようとする。

あっ、わかった!

「さては海外でしょ!ここ」

「かいがい?ですか?ですからここはアガスタという街ですよ」

ヤバイ思考を止めるな、まだ可能性を捨てるな私

「ここは地球ですよね?」

「ちきゅう?」

「えーと、地球というのはこの星の名前で」

「あー星の名前ですか、聖球ガーレルですよ」

綺麗な人良い笑顔だなぁ、もしかしてとするとだけど、もしかしてこれって

「あ、あっ、、、、もしかして最初にいってた言葉ってマジだったりします?」

「はい、先程も申し上げましたがこの世界をお救いくださいませ、勇者様!」

「・・・・・・えぇ」

私違う世界に来てしまったようです。

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