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影人は冒険者に憧れる

作者: ガーリック

今書いてある作品とは別のものを書きたくなり投稿してみました。

時間があれば連載物として投稿する予定です

 自分は一体、何者なのだろうか。


 海の底から浮かび上がるかのように、意識を得て最初に考えたのがこれだ。

 目の前には生い茂る木々とその隙間から見える澄み渡るような深い青い空。


 自分は上を見上げているのだろう。視界を動かすと右も左も木々が広がっていて、前方には川が見える。僅かに光が漏れていることからここが森なのが分かる。


 なぜこんなところで倒れているかは分からないがひとまずここから動こうとして、何か違和感を感じる。動こうとしたのに何故か這いずっているかのようノロノロとした動きしかできない。いや、かのよう、ではない。実際に這いずっているのだ。


 不思議に思い自分の体に目を向けてみると液体のように広がっている黒い何かが見えた。

 慌ててさっき見つけた川の方へと向かう。ノロノロとした動きで時間はかかったもののなんとか辿り着きのぞくように川を見る。


 するとそこには黒いモヤモヤとした存在が映っていた。


(?)


 一度目を離し、もう一度のぞき込む。やはり川には黒いモヤモヤとした存在が映っていた。

 どう考えてもこの黒いモヤモヤした存在が自分なのは明白だ。となると先ほど見た黒い何かも自分の体ということになるだろう。


 そもそも形が定まっていないので体と呼べるかも分からないが。


 分からないことだらけだが水辺の近くにいたのは僥倖だと持ち直し、迷子にならない程度に辺りを散策しようとする。


 だが相変わらずノロノロとした緩慢な動きなので水辺からほとんど離れていなかった。

 このままだと日が暮れてしまうと考えたため動きやすいよう形を変える。最初はただの水面のように広がっていた体も移動するときには多少変動していたし、水面を見るときには顔を伸ばせていたので出来るのでは考えたからだ。


 黒いモヤを腕をイメージして作り出す。少々、いやかなり不格好ではあったが腕らしきものを作り出したのでそのまま体を支えるように地面に突き出し、力を込めた瞬間、泥のように崩れてしまった。


(!?)


 自分の体ともいえる黒いモヤが崩れてギョッとしたものの崩れた黒いモヤは体の方へと戻っていく。ホッとしたが、いったいこの黒いモヤが何なのか疑問が出てくるが今は置いておく。


 今最も重要なのはなぜ体が崩れたのかだ。


 もう一度、同じように腕を作り出し地面につける。グッと押すと腕が崩れてしまう。

 イメージ不足なのか、黒いモヤの耐久力不足なのか。どちらの理由だとしてもひとまずは練習を繰り返すしかない。


 そこから来る日も来る日も形を変える練習を繰り返す。昼夜問わず練習を繰り返してきたおかげか最初は木の棒とも言い難き形だった腕が少しずつまともになっていく。腕の次は胸、腹、腰、足へとどんどん形を変えていくことに慣れていく。


 そして意識を得てから日が昇ること五十回。遂に肉体の変化に成功する。

 まだ若干慣れてないせいかフルフルと肉体を形成した黒いモヤが波打っているが立てているが気にしない。


 時間はかかったがようやく動きやすい体を作り出すことができた。


 ならば当初の目的通りやることは探索。そのための第一歩を踏み出し・・・体全部が崩れ去った。


(・・・動くには、まだ練習、必要・・・・・・)






 あれから一年が経過した。


 今だ森の中から出てはいない。というのも自分という存在を理解するのに多くの時間が必要だったからだ。


 一年間欠かさず毎日自分の体を変化させつづけたおかげで、変化成功の初日は一歩歩いただけで崩れた体も今では半日ほど歩いていても維持できるようになった。


 行動範囲が伸びたおかげで色々と知ることができた。

 どうやら自分がいるこの森はかなり広大なようだ。一週間ほどひたすらまっすぐに進み続けてみたがそれでも先が見えることはなかった。また数多くの猛獣もいるようで、この森での生活の最中に数十回と襲われた。だが一回川を下ってみたとき、最初の方は襲われていたのに下るごとに襲われる回数は減っていき、終着地であるため池では襲われることはなかった。そこには縄張りにしている言わばこの森のボス的な存在がいるらしく、そのせいでほかの猛獣は近寄らないようだ。


 この森は果物やキノコ、植物も豊富なようで探索中に多くのも発見した。

 しかし残念なことに発見は無駄になってしまった。


 どうやら自分には食欲というものがないからだ。いや食欲だけではない。睡眠も必要無ければ疲れもしない。おまけに熱い寒いなどの感覚もなくどの季節でも普段通り過ごせた。


 夜目は利くので暗い森の中でも猛獣を警戒するのに便利、そもそも黒いせいで猛獣からは発見されにくく不意打ちの警戒しなくても問題なかった。さらに猛獣に襲われたときに分かったのだが、どうやらこの体には殴る、蹴る、踏むなどの物理攻撃は一切利かないらしい。一度イノシシの角に腹を貫かれ、木にめがけて投げられ、挙句に踏みつぶされたのにもかかわらず痛くも痒くもなかった。おかげでそこいらの猛獣相手に苦戦することはなかった。


 他にも色々と実験して分かったことがある。


 液体のような不定形な状態から動きやすい体への変化を成功させている。それはつまり自分の意思によって自分の体の形を変えられたことを意味する。試しに通常よりも腕を長くイメージしたところ、成功した。これにより一部分の変化も可能ということが分かった。


 興味本位で限界まで腕を伸ばしたところおよそ五百メートルほどまで伸ばせた。しかもそれだけ伸ばしておきながら自由自在に動かすことも可能。そして一番の収穫は限界まで伸ばした腕のところまで視界を飛ばすことができたのだ。そもそも目や耳、肌がないにもかかわらず周りを見て、音を聞いて、風を感じる、このようなことをこの体を構成している黒いモヤがしているのだ。だからこそ、その延長線上で伸ばした腕の先から周辺を見て、聞いて、感じることが可能だったのだ。


 このように一見完全無欠のようなこの体にも弱点が存在した。それは光だ。


 寒くになり木々の葉が落ちて太陽の光が普段よりも入ってきて、この身に光を浴びたとき、燃えるような熱さと存在が消される恐怖を感じた。出もしない冷や汗をかいた気分だった。直接浴びなければ問題ないようで冬は木の板などで体を隠して行動していた。因みに太陽だけでなく火の光でも同じなのを恐怖心を抱きながら確かめた。


 ここまで調べても自分が何者なのかは分からない。それでも充実とした日々を送っていた。


 そして今日も今日とて探索に明け暮れていた。


(昨日は北行ったし、今日は東に向かおうかな)


 向かう方角を決めたらひたすらまっすぐ進み始める。

 途中にある木についたバツ印を横目に見つつ過ぎ去っていく。そのバツ印は前回までの移動した地点を示している。北に十、西と南に八、東に五個ほど付けている。


 食事も睡眠も休息も必要ないのでひたすら歩き続けることが可能である。本当に便利な体なことを実感した。


 特に急ぐこともなく鼻歌でも口ずさみながら(鼻も口もないので心の中でだが)のんびり十日ほど歩き続けていると少し先から気配を感じる。魔獣かと思い構えるがどこか違い感じなので、茂みに身を隠しながら様子を伺う。


 すると少し開けたところに人間が三人ほどいた。

 うまく隠れられているのか誰一人は気づいた様子もなく、昼飯を食いながら談笑していた。


「運よくボアがいて良かったでやさすね」

「だな。こいつは脂がのってておいしいんだよな」

「さっさと食ってお頭のとこに戻るぞ。早く伝えないと次の仕事に影響するんだからな」

「わかってやすよ」


 どうやら彼らの言葉は分かるらしい。


 せっかく言葉が通じるのなら話しかけてみようかと考えるが、見た目がこれでは怪しまれるのでなかろうか。いや、しかし意外と受け入れられるかも。

 などといった思考に陥り、一歩を踏み出せずにいた。


「それより次はいつぐらいになりそうでやすか」

「お頭曰く明日ないにしても明後日には決行するようだ」

「ぎゃははは、楽しみだな。村長宅には金目のもんがあったし、なにより娘は結構色っぽかったからな~。犯しがいがありそうだぜ」


 そのセリフを聞いて思考を止めて、耳を澄ませる。耳はないが。


「やめておけ。あの女はお頭が狙ってたからな」

「マジかよ。その次、いや次の次くらいでいいからにこっちに回してくんねぇかな」

「というか俺たち下っ端にあんな別嬪さんが回ってくるわけないでしょうよ。おとなしく食料や金目のもので我慢しやしょ」


 彼らの言っていることの半分は理解できていない。だが何やら不穏なことだけは分かる。


 食事を終えた彼らはそのまま森の中へと進んでいく。気付かれないようにこっそりと後を付けてみると洞窟へと辿り着く。


 人間はそのまま洞窟の中へ入っていった。ここが彼らのアジトなのだろ。

 身を隠すところがないので少しでも気付かれづらくするために体を液体上に変化させ洞窟の中へと進んでいく。中はかなり暗くて居心地がよく感じる。がそのまま進むと松明で照らされているところがあり、進むのに躊躇する。


 どうしたものか考えていると女性の悲鳴のような声が奥からかすかに聞こえてきた。


 意を決して先へ進もうとするもどうしても明かりへの恐怖が拭えず、立ち止まってしまう。そこで地面を掘って土を掬い取り、松明の火へと投げる。


 すると土が覆いかぶさったおかげで火が消えて辺りが暗くなる。


 そのまま進んでいき、松明があれば同じ方法で消していく。すると奥からより一層明るいところへと辿り着く。明かりに当たらないように遠くから見てみるとそこにはさっきの三人に加えてさらに十人ほど人間がいた。


「あの女はどうしたんでやすか」

「森に山菜取りに来た娘を掻っ攫ったんだとよ。んでお頭がお相手中だ。おこぼれが欲しいんならもう少し待ちな」

「もっともお頭の相手をさせられてんだ。こっちに来るときにはぶっ壊れてるだろうがな。はははは!」


 どうやら悲鳴の下である女性は奥にいるらしい。

 何をされているのかは知らないが悲鳴を上げているのなら悪いことなのだろうと判断する。


 部屋の中を見てみると真ん中に机があり、その上に何やら透明な入れ物の中に火が灯っている。幸いにも端っこの方には影がある。光に当たらないように影に紛れつつ、様子を伺う。


 そして近くに落ちてた石を拾い、火めがけて投げつける。

 石は狙い通り透明な入れ物へと当たり、パリンと音を立てて火が消える。


 辺りが闇に包まれる。


「何だ!?いきなり!」

「敵襲か!!」


 彼らは火が消えて驚き、辺りを見回すが暗闇のため何も見えない。だがこちらは昼と同じくらい良く見える。


 何本か触手のように伸ばし、それを槍のように先端を尖らせる。そして最初に見つけた三人の首に向けて伸ばす。


「ぐはっ!?」

「がっ!?」

「うっ!?」


 短い悲鳴とともに三人は倒れ、ピクリとも動かなくなる。


 そこでほかの人間たちも戦闘態勢になり、腰に差していた剣や近くの壁に立てかけていた槍を持ち周囲を警戒する。


 がしかし、この暗闇の中ではどれほど警戒していようと関係ない。明かりさえなければこちらのテリトリーだ。


 同じような要領で槍のように尖らせた触手を頭や首、胸などに刺し命を奪う。

 彼らが倒れた後に少し様子を伺うが全く動かないので死んだとみなし、奥へと進む。その際、彼らの一人が身に着けていたローブを奪い取り、人型に変化して羽織る。そして中から絶対に脱げないように黒いモヤでしっかりと掴む。これで光があろうと関係なく進める。


 奥へと進むと男女が裸で抱き合っている。いや抱き合っているというより男が女を組み伏せていた。

 女は顔を赤くしながら甲高いを声を発している。二人が一体何をやっているのかは不明だが女の表情が苦悶に満ちているので助けるべきだと判断する。


 壁についていた松明の火に土を被せ、机の上にある透明の入れ物の火には石をぶつけて火を消す。


 暗闇になったところで男を黒いモヤで覆う。殺すだけなら先ほどのように黒いモヤを槍のように尖らせて刺せばいい。だがそうすると目の前の女の前で殺さなければならない。それは彼女の心に傷を負わせることになる。


 それ故に男を黒いモヤで覆い、首を絞める。首に巻き付いている黒いモヤを引き離そうとするので腕を何重にも拘束して抵抗できなくさせる。


 ものの数十秒で意識が落ちたので解放すると、男はその場で倒れた。


 残ったのは黒いモヤの存在と裸でいる女だけだった。


 助けられた女は茫然としながら黒いモヤである存在を見ている。がその視線を意に介さずキョロキョロと辺りを見回し、壁にかけられていた服を手を伸ばして取り、放り投げてくる。


「あり、が、とう・・・?」


 ひとまずお礼が彼女の口から出てきたが、それが正しいのかを判断できない。

 客観的に見れば目の前の存在が犯されていたところを助け、服をとってくれたのでお礼を言うに値する。だがそれ以上に気味が悪い存在なので未だに敵味方の存在の区別がつかない。故に女は判断に迷っていた。


 そしてそれは怪しまれているほうも同じだった。

 助けた後に大丈夫かと尋ねようとした。当然だ。何をされていたのかは理解できなかったが助けようという意思をもって行動したのだから安否を問うのは当然のこと、ただ問題なのは


(口がない)


 問うことができないということだ。


 パッと見た感じ怪我はないので良しとし、次に周りを見て横にかかっていた服に視線を移す。服というものを理解していなかったが、先ほど殺した人間は布切れを纏い、目の前にいる女は纏っていないのでおかしいと思い横にある布切れを渡した程度の感覚だった。


 じっと布切れを纏うのを着るのを待つ。だが女はじっとこちらを見られて何の視線かは分からず混乱する。


 ひとまず目の前の存在が何もしないので服を着だす。さすがにずっと裸なのは羞恥心があるからだ。最も助けてもらった時点で行為も見られているのだが、それはそれ、これはこれ、である。


 女が裸でなくなることを確認すると黒いモヤで体を包み込み、移動する。

 女はひどく慌てるものの、そこには気にすることなく進んでいき洞窟の入口へと辿り着くと光に当たらないところで解放する。


「ありがとう、ございます!」


 急に黒いモヤで覆われて連れてかれたとき女は恐怖したが連れてかれた場所が入口だとわかると今度は涙を流しながら素直にお礼を言う。


 そして女は走り去っていく。おそらく村に戻っていくのだろうと判断するとそのまま洞窟へと戻っていく。


 再び最奥地まで足を進めると、どうやら気絶させた男が意識を取り戻していたので今度こそ一思いに殺してやる。慈悲などではなくその方が楽だからという理由でだ。


 部屋にある棚に目を向ける。


 さっきまでは人間に意識が向けられていて気付かなかったが、なにやら棚の中に色々と入っている。

 入っているのは本であるのだが、本をどころか紙すらも見たことないのでそれが何かは分からない。手に取って何なのか確認しようとしたところ、腕が崩れる。


 長い間人型に変化していた上に色々と形を変えすぎて人型を維持できなくなったのだ。すぐに液状化の状態になろうとして、視線を下に向けたときに落としたものが視界に入る。


 何やらびっしり書き込まれており、興味本位で覗く。




 あるところに一つの国がありました。


 そこは小さくて決して裕福な国ではありませんでしたが、民は幸福にあふれていました。しかし、その幸福も長くは続きませんでした。


 ある時、その国の近くにドラゴンが居座り、その国にこう言いました。


『この国を滅ぼされたくなければ毎月百人ほどの人間を生贄として差し出せ』


 三日後まで待つと最後にドラゴンはセリフを残して飛び去って行きました。


 王はすぐさま周辺諸国に難民に受け入れてもらえるように手紙を送り、民に避難勧告を出し国から出るように言いました。それと同時にドラゴンを迎え撃つためにできる限りの準備を行いました。


 ですが、その準備はすべて無駄になりました。


 なぜなら約束の三日が経ってもドラゴンは国に訪れなかったのです。

 王は不思議に思い、全軍をもってドラゴンが縄張りにしていた土地に向かってみると、そこにはさらし首にされていたドラゴンとそのドラゴンの肉を食らう青年がいたのです。


 王はすぐさま青年を城へと招き、褒美をとらせようとしました。がそれを青年は固辞したのです。


 青年は名声を求めませんでした。地位を求めませんでした。金銭を求めませんでした。

 青年が求めたのはロマン。


 凶悪な猛獣が蠢く魔窟、太古の時代の遺跡、誰も足を踏み入れたことのない未開の土地、突如として発生する迷宮。


 この世にはこれほどロマンがあり、自分はそれを求めて旅をしている。


 そこまで言って青年は王様に向き直りました。


『褒美というのなら今後俺みたいなロマンを追い求めるバカ野郎を援助する組織を作ってほしい』


 これがのちの冒険者ギルド誕生のお話である。




 本を読み終え、パタリと閉じる。


 自分に目があればキラキラと輝き、胸があれば高鳴っていたことだろう。それほどまでにこのお話には引き付けられるものがあった。


(冒険者・・・)






 その一年後。


 盗賊が住んでいた洞窟から一人現れる。


 全身をすっぽり覆うような黒いローブを着て、顔には狐のような仮面が被られていた。


 その人物は太陽の方へと顔を向け、すぐに戻しなにごともなかったかのように街がある南の方へと歩き出す。

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[気になる点] 人間と関わったことがないはずの影人が人間の女性のトラウマについて心配するのはおかしいと思いました。 [一言] 面白いストーリーで影人が旅立つシーンで終わっているのが気に入りました。
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