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03 王太子殿下

「オーヴ」


スフェルネルジェンさまが剣呑な声を出す。


個人的には『フェルさま!』と呼んでいるけれど、いまはよそ行きの良い侍女なので、よそ行きのいい侍女顔で答える。


「はい。なんでしょう、スフェルネルジェンさま?」


「その、学院では、私のことは、あの、その…」


フェル様はこのように大変寛容でありかつおしとやかなのだ。


「そうですか。それはともかく、学院では、身分差を感じさせないためにも、フェルちゃん、とでも呼んだほうがいいかもしれませんねえ。あるいは、フェル様とか。」


「そ、そうですわね! 公爵家の私からそのような規範を自ら――……」

「へえ。スフェルネルジェンがそんなに学院経営について考えてくれているなんて、うれしいな」

突如金髪碧眼かつとてつもない魔力の人が現れました!

私でも知っています!

クリストファ王太子殿下です!


でもフェルさまは気づいていません!

ドヤ顔で「そもそも庶民と貴族の比率とは」とか語っています! かわいい!

そんなフェルさまの演説を、子猫を眺めるように見つめるクリストファ王太子殿下!


でも始業が近いのでみんな退散しました。

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