暗い事実
心が ブラックアウト
している
心には 灯りは ない
真っ暗であり
闇みたいな世界
暗黒人間なんだろうな
明るさの 欠片もない
根暗なんだよ
笑い顔さえ 無い
それでも 人間を
やっているから 不思議なものだ
他人からは ことごとく
嫌われ 嫌われ者
しかめっ面の人間には
明るい光など 差さない
差すとしたら 黒い傘
絶えず 人目から
そらすように 黒い傘で
身を 隠しながら
生きている
それでも わずかなんだが
明るい光は 残っているようだ
神は わずかを
見過ごさなくて
生きることを 与えた
感謝しなくては
ならないな
こんな暗黒人間でも
生きる道を 作ってくれたこと
うれしい 本当に
うれしいものだ
そして 生かしてくれている
ありがたく頂戴 いたします
暗黒人間は かすかに
残された 道を
ぼそぼそと 生きる
それが 私の事実