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未来への本

作者: 音澤 煙管
掲載日:2018/11/07

わたしは絵本を読むことからはじまった…





『わたしは本を読まない、

読書をしない理由には色々な理由がある。


この世の中は十人十色で、本好きな人も多いしわたしのように読まず嫌いも居る事だろう、わたしも本は好きだ…

厳密に言えば本の魅力を理解してきたから。


しかし読むことはしなかった、読むことを好まないと言う意味ではその行動まで達しない。活字を読み始めると、何かに取り憑かれたように永遠とそこに書かれている意味を探求してしまうのも理由になる。

頁ごとに文章を読み終えると、それだけでは満足しないし、意味を探しながら読んでいると何頁も前に戻って意味を探しはじめてしまうと言う、魅力に気が付いていなかったのかもしれない。


最もわたしには、知識や学力、解読力が無い事も言えるが筆者の視点と言いたい事が交わらないと納得出来ないので、目の前に居ない活字だけ記した筆者との独り相撲が始まってしまう。読んで居た本自体は難しい本とは思えないが、物語的なものは筋合いが掴みにくい性格なので人間的に平らな部分を基本にした著書などの思想や哲学なら好んでいる。


この場合の平らな部分とは、筆者による人間の平等的な視点である。

これなら、無闇に登場人物を不幸にはしないし殺されない。読んでわたしが、これら活字や文章の点を理解して線にしていけば良いだけだからだ。


これらは、常に未知数で万物事の昔から変わらない姿を意味しこれからもそれは永遠に続くと言う意味で好んでいる。

思想の世界は、マンガで読む〜だったので本にはならないだろう。

しかし、頁ごとに解説があり歴史も細かに記されていたから読み易かったのも理由だ。

この時は、読むと言うよりマンガによる図解として眺めたと言った方が正しいだろう。

しかし、これまでにもマンガと言うものも好まなかったから完読するまでには時間を要した。


"マンガを読むとバカになるよ!"


義務教育で教えられた事だったし、目も疲れるため敬遠していた。そのくせテレビゲームにはハマっていたから、こちらの方が視力低下に繋がったと思うし30代半ばにして老眼鏡にお世話になるとは思ってもみなかった。

元々、視力は悪い方ではなかったが皆これらの画面でやれてしまっている、昨今のパソコンやスマホも同様。しかしこれらが無いとこれから先も生きていけないのは難儀な話となる。

話が逸れたが、何故"マンガを読むとバカになる"のだろうか?幼いながらも考えた事があったが、よくよく考えてみたら子ども向けのこれらの本は、日本語学が浅い海外人向けのように吹き出しの漢字にフリガナがふってある。これが原因で、漢字を学べないし書けない理由だろうと思ったしマンガを読んだ後にそこに出てきた漢字を書き取りする小学生や読書感想文を書いた子供たちは見たことがない。


それでも、わたしのように読まず嫌いよりは読む、見ることは大事なようだからマンガを好んで読んでる人には何も言えない。

ましてや、テレビゲームで過ごして遊ぶだけで済むよりはマンガの方が良い。

マンガを禁ずる理由としては、それより他の本を読みなさいと言う事だったろうが、そのまま成人してしまった。今は改心と趣きがわかる年代で何冊か読み始めているが、たぶん幼少期に読書をしていたとしても書かれている事は理解に苦しんだであろう。だから、読まなくても良かったと思うし、時間の無駄だったと思う。

読める頭脳や能力が無ければ本もただの文鎮と代わりはしないとわたしは思うし、そこに費やした時間もこの本と共存する意味では、わたしは幼少期には本を読まずに正しかったのかもしれない。


漢字の意味や熟語の意味を解りさえすれば本はもっと楽しくなるし、文学に通じるし頭を鍛える意味にもなるだろう。全てフリガナだけのマンガとはだいぶ違うし、そこにある文章の描写もしなければならない、本を読むと言う事はとても多忙な行為だ。

多忙の中にも、非日常的な事や登場人物の心理も自らが疑似体験できる面白い代物だと思うようになっている。


本題がズレた様だが…


わたしにとっての本、たった一冊の本は

幼少期、まだ幼児だった頃に読んだ

「やさしいライオン」になるだろう。


これは絵本だ。

当時、わたしは何度も読み返して母親の前で号泣した。この物語には、幸せも不幸も喜びも悲しみも、人間の醜さも命の尊さも人が生きる上で全てが描かれている。

この時の感情だけではなく、これから成長し大人へ向かっていく自らの姿も妄想に乗っかっていた、とても夢があった時代だった。


本嫌い、読まず嫌いな大人や学生さんたちはこれらからはじめても良さそうだと思う…

そうすれば、命の狂った時代に比べてこの国の未来と政府の陰謀もメデイアの活字にも惑わされない、わたしの様なリーダーが生まれる事となるだろう。


… 以上、わたしの一冊の本でした。

ご静聴をありがとうございました… 』


総立ちして拍手する学生たち。


壇上のマイクの前から講演の企画をした学生たちに手助けされ車椅子で教室をあとにする元大学教授、今は本国の革命軍指導者である田中ノボル氏の姿だった。



講演

「わたしの一冊の本」

日本革命軍指導者: 田中ノボル


2020年 9月 吉日



そしてこれからの大仕事に出かける。

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