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Make love   作者: susan
9/9

こんな俺だけど

「女装癖なの?」


「度が過ぎて、奥さんと子供は出ていったよ」


「…………………………」


 そうだったのね。とりあえず良かった。


 エドガーは、加えて自分も少し変な趣味を持っている事を、ルリコに後日話すことにした。

 変な趣味。誰にもあるようなどうでも良い趣味。 


 エドガーの場合、Mだったのだ。


 責められたい。

 優しいルリコが、この自分を責めてくれるだろうか、心配だ。


 彼は話す前にルリコにプロポーズしてしまうか、明日メイクラブの時に、小出しにお願いしてみるか悩むところだった。



 「ルリコ、ちょっと、この紐で俺の体を縛ってくれないか?」

 エドガーの真顔のお願いに、ルリコは意味が解らなかった。


 「縛るの?どうして?何するの?」


 「軽く縛るだけでいいんだ」


 「縛ってどうするの?」


 「俺の上に乗ってくれ」 


 「乗ってどうするの?」


 「汚い言葉を俺に吐いてくれ」


 「は?」


 「いじめてくれ、メチャクチャに」

 

 「エドガー.貴方ストレスが溜まっているんだわ。大丈夫?」


 「いじめてくれれば、ストレスがなくなるんだ」


 「なんかマゾみたい」


 「マゾみたいな事、好きなんだ」


 「少しだけよ」


 エドガーはルリコに体を縛ってもらい、彼女を自分の体の上に乗せた。


 「汚い言葉を俺に吐いてくれ」


 「それは無理よ。貴方を尊敬しているから」


 「徐々にでいいんだ。そしてこの体制でメイクラブして」


 エドガー、貴方病んでるわ。働き過ぎよ

 「じゃ、少しだけね」


 しかしルリコは、セックスレスだった経験から、これもコミュニケ―ションの1つかもしれないと思った。エドガーがメイクラブの時に、いろいろ自分に可愛いお願いをすることぐらい、大したこと事ではないと考えたのだ。



  完

いつもありがとうございます\(^o^)/

          

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