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#1粒目 学級委員の彼女。

初めての投稿ですっ!(・・)

日本語がおかしいところとか色々あると思います。。。

それでも、最後まで読んで頂けると幸いです。

#1粒目 学級委員の彼女。


新学期から二日は経過した。

今日は三日目だ。

それでも彼、遠山純一はおーら?(眩しい方)の違った隣の席の彼女、宮ノ路に話しかけられなかった。

それは、彼のコミュ障や根暗といった性格だからではない。

彼女の周りにはいつも人がいるからだ。

彼が人とあまり話さなくも、変わった人間と変換されることはない。それは、この2年3組は変わった人しかいないからだ。

その中にいれば、彼はいわゆる普通の…いや、少し控えめな男の子って感じだ。

チャイムとともに、廊下にいた女子や窓の前で群がる男子ものろのろと着席する。

奴らが座った1、2分後に担任のきょーせんこと、岸辺京次が教室に入った。

岸辺は生徒の前では必ず白衣を着る。理科の教師だ。

教壇に立ち、何かを話し始めた。

「えっと…」

教卓においたノートを開く。

「そうそう、学級委員をきめまーす☆」

聞けばわかるだろう。岸辺はまだ20代。教員と考えると後半だ。

「せんせーがそんな大事なこと忘れてへーきー?(笑)」

一番前の席、佐久間ジュリが岸辺に対してため口で聞く。

まあ、岸辺はそんなことで腹を立てたりしなかった。

「ごめんごめん; じゃあ、学級委員に立候補する人ー?」

これはたとえ私立の中学校だって同じだ。静まりかえり、立候補者がいなく、時間が過ぎるばかり…。

だが大抵この場合は推薦がつきものだ。

やはりこのクラスにも立候補を求める視線があの少女に集中していたのだ。

「宮ノ路さん…?」

さっきまで興味なく小説の世界にいた彼女は“何の話か?”にすらついていけてなかった。

「え…?」

それを遮ろうとする立候補者がいた。佐久間だ。

「私が立候補しますっ!」

だが、佐久間を支持する者は一部の女子しかいなかった。また、岸辺も佐久間より宮ノ路に任せたかった。

「ごめんね、佐久間さん。宮ノ路さんの推薦のほうが多いから…。どう宮ノ路さん?」

彼女は頼まれたことは断れない性格だ。

「わかりました、よろしくお願いします。」

彼女は深々と一礼をした。それと同時に拍手と歓声が沸いた。

だが、それを見つめる佐久間の目はいつもとは違かった。

「男子は誰がやるー?」

岸辺の言葉は生徒が言っているようにも聞こえる。

そんな中で生徒はさっきの拍手とは違い、男子は五人を除き皆、机を見つめている。教室に緊張感が生まれた。

学級委員に向いている人はいるらしい。でも、誰も目を合わせようとはしない。

「せんせーっ!!!ボクは、まこと©がいいとおもいま~す!!」

その声の主は純一の前の席、滝上るいだった。

(((まこと©!!!!!?????)))

この時間がただただ過ぎてほしいと願うものが何人も…いや、ほとんど全員がそう思っていた。

「お~、じゃあ、まことくん、やってくれるかな…?」

岸辺も少し警戒していた。

まことは返事もせず首を縦に振った。

まこと©なんて呼ぶ人は見たことがなかった。

「じゃあ、終りっ!」

その言葉と共にこの教室から緊張という空気が消えた。

まことは滅多に席から離れない。だが、今日は席から離れ、るいの席に近づいた。

((やっぱ怒ってるぜ………))

微かに聞こえる声に全く耳を傾けない。

「るい。」

声を掛けた瞬間、周りの時間が止まった。

でも、この空気を緩めたのはやはり、るいだ。

可愛い笑顔で聞いた。

「なーに?まこと©?」

“なーに?”までは緩められた空気が保たれた。

だが後ろの一言は禁句だ。

「あのな……。」

「うん?」

その瞬間、まことの手が、るいの頭に着陸した。

「何で勝手にまこと©とか言ってんだぁ?お前はよぉ?」

るいの頭をつかみ横に揺らす。

「うわぁぁぁあ、ごめんってーばー!!」

まことは手を止めた。

「まぁいい…。こっちは…はずかしかったんだぞ。気をつけろっ…。」

耳を真っ赤にして席へと戻っていった。

「意外と可愛いでしょ?まこと©ー♡ ねぇ?じゅんくん。」

後ろの席に突然質問が飛んできた。

「知らねーよっ。てか、るい、何だよじゅんくんって…。」

「可愛いでしょ?」

ピースをしながら彼はるいに反論するのを諦めた。

その質問は左斜め後ろの席の彼女にも飛んできた。

「君も思うよね?じゅんくんって呼び方可愛いよね?」

まるで女の子と話しているような気分だった。

彼女は素直に答えた。

「うん、可愛い…♡」

「やめてくれ……///」

彼女と初めて交わしたことばが「かわいい♡」ということについてか、るいのノリに答えてくれた彼女の優しさなのか、何か色々恥ずかしく感じたのだ。

「あっ、もうチャイム鳴っちゃったじゃん…」

るいがチャイムと共に純一をからかうのを諦めた。


   *   *   *


 放課後、純一には大事な用事があった。

「るい、今日部活来ないって王巳先生に言っといて。」

王巳先生とは、バスケ部の顧問だ。

「あー、おけおけ!頑張れよっ!」

「うん。」

帰り学活が終わり階段を駆け下りた。靴箱の靴を取ったところで、何かに気づいた。

(これ、確か宮ノ路の靴箱……)

変態的な意味ではない。

帰り学活からまだ、数分しか経っていない。だが、宮ノ路の靴箱にはもう、靴はなかった。

(確か、帰宅部だったような……)

この学校は部活動が有名だ。部活に入らないのは、よっぽどの理由がある。

彼は靴を履き、昇降口に出た。

そこには確かに宮ノ路がいた。端の方で辺りを警戒しながらポケットの中からマスクを取り出した。そのマスクの片方の輪を耳にかけた。

「宮ノ路さん、今日は暑いねー。こんな中マスクをつけてどこに行くのー?」

今日は四月とはいえ、物凄い暑さだ。夏とさほど変わりはない。

彼女がとっさに隠したマスクもポケットからよく見えていた。

でも、純一は気づいた。これは彼女にとって大きな衝撃だったということにだ。

「ハァッ……ハァッ…ハァッ」 

呼吸が荒くなる。純一はとっさに彼女の手を取った。

その取った手を引っ張りながら走った。少し遅めに。

「落ち着け。誰にも言わねーよ。……とにかく着いてこい。」

強く手を握った。

「……うん。」

彼女の呼吸は落ち着きを取り戻した。

商店街の店と店の間、人一人通れるか通れないかの細い道を入っていく。

「どこに行く気なの…?」

答えずに徐々にゆっくりと歩く。

その先に見えたのは古びた、いや、洒落たカフェだった。

「オーブのカシェット?」

「うん、夜明けの隠れ家っていうらしいよ。」

そのカフェは明かりは付いていないが、ドアは開いていた。

「えっ、入っていいの!?」

「いいよ。」

彼は店に入るととカウンターに向かった。何かを探し始めたのだ。

「だめよっ!遠山くん!人の店に入って勝手に……」

彼女の学級委員らしい発言だ。

だが、彼は動きを止めず、クスッと笑った。

「なっ……!何が面白いのよ……。」

彼は何かを見つけて、やっと話し始めた。

「この店は俺の父さんの弟、まぁ、叔父さんがやっている店だよ。この時間はちょうど買い出しに行っているから、代わりに俺が店番するんだ。」

(っ………!?)

彼の手にあったのは、黒い腰下エプロンだった。

「からかったのね……!!……ふんっ!」

ふてくされた彼女に左手にティーカップを持った彼が右手で彼女の頭をポンポンと二回、優しくたたいた。

「……。///////」

一瞬落ち着いたかと思うと、はっ、と気がついた。

ニヤリと笑う純一の顔だ。彼女の顔は真っ赤になった。

「で、何飲む?」

「…っ。コーヒーで。」

「ブラック?」

「うん。」

「飲めないだろ(笑)」

「飲めますっ!」

「子供にはまだ早いぞー。カフェラテにしとけ。」

「子供じゃっ…!!」

「カフェラテは得意なんだ。」

口に人差し指を当てながら言った。

「もうっ……。」

扉の開く音がした。

「おっ、おつおつ!じゅんじゅん。がんばってんなぁー。」

「おつ!じゃねーよ。中学生に店、手伝わせんな。」

この言葉でわかる通り、この店の主、純一の叔父さんだ。

だが、30代ぐらいとまだ若い。

「メンゴねー。んーで、その子…」

視線の先には彼女だ。

「じゅんじゅんのカノジョッ!?」

「残念ながら…。申し遅れました。宮ノ路未紅と申します。」

((宮ノ路が学級委員になった…。))

だが、そんな自己紹介で純一の叔父を騙せるわけがない。

「何でそんなにかしこまってんのー?まさかじゅんじゅんにからかわれたぁー?」

図星だ。確かにからかわれた。

「……///////」

彼女の表情でわかった。

「もぉ~じゅんじゅん!女の子をからかったりしちゃだめだぞっ!」

「わかったよ。」

「でもさ、みくちゃん………かわいくねっ!?」

「えっ……///」

(((バコンッ!)))

純一の叔父の頭におぼんが飛んできた。

「さっさと仕事しろ。俺は早く帰りたいんだ。」

純一の叔父は何も言えなかった。

「みくちゃん、マスターでいいよ。((グッド))」

(こんなきめ台詞言ってみるのが夢だったんだよねー!)

マスターはただ格好つけたかっただけだった。

「あっ、はい……。」

彼女は微妙な返事しか出来なかった。

「おい、みつ!これ洗っとけよ?」

彼の言葉でみつの夢は終わってしまった。

マスターは彼にみつと呼ばれている。

「みつさんでいいですか?」

「うん。……いいよ。……」

純一は腰に着けていたエプロンをとった。

「俺、帰るけど宮ノ路の家って、何駅?」

「朝ノ河だよ?でも…遠いからいいよ。」

「いや、俺、送るって言ってねーし。(笑)」

彼女はまた、からかわれたことに気づいた。

「ほんと、いじわるねっ!!」

次は最初に比べて怒っているらしい。

「送るけどね。同じ駅だし。」

純一には嘘をつく趣味はない。

だが、からかう趣味は持っている。

「ふーん。」

彼女はカフェラテのカップで顔を隠した。


結局カフェでは、あのマスクについては聞かなかった。

最後まで読んで頂き、ありがとうございましたぁぁぁあ(。_。)ペコっ

次回は、未紅のマスク依存症と純一のイクメンすがたっ☆  等々…。

書いていくつもりです。


これからも頑張っていくつもりなので、よろしくお願いします。


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