表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マカイリーガー!!  作者: ななかみ
47/50

5章 燃えよ!ダイヤの有志たち6

「ちょっといいかい。」

入ってきたのは2メートルを超える大男、ヴィルドラだった。

「他の、特に若い子らには言えねぇことでもオレなら聞いてあげられる話もあるんじゃないかと思ってさ。」

その目は、その笑みは優しかった。

その一言はあの日以来、常に弱みを見せず自分とその後に続く者達を導いてきた少女の涙を誘うには十分だった。


フレデリック・フランシスの審議の間、カッサーノはまだ幼いといっていいほど若かったフローラに婚約を迫っていた。

受け入れれば処分をもみ消すこともできる・・・と条件を持ち掛けて。

しかしこれに気付いた父、フレデリックは激昂し追い返す。

そして気付いた。

この一連の事件はカッサーノが仕組んだことだと。

当時、カッサーノはフレデリックが所属する『アークライツ・ダークデビルズ』の監督を務めていた。

野球賭博も魔道ドーピングも身に覚えのなかったフレデリックだが、まさかチーム内のそれも監督が仕組んだものだとは思ってもいなかった。

しかしそれがわかったからには対策でもることもある。

早速チームメイトのヴィルドラやドラグパインなど数名にアリバイや道具管理について証言してもらうよう頼んだ。

しかし審議会当日、ドラグパインとサブーダの二名が裏切り証言せず。

決定的な証拠がないので処分保留となったものの身の潔白を証明できず野球界から実質永久追放となった。

フローラもヴィルドラも、自分のせいだと思っている部分がある。

その後、フローラはすぐ放浪の旅に出てヴィルドラはギガントラビッツにトレードで移籍。

そしてカッサーノは当時抱えていた大問題である野球賭博を内密のうちに解決した手柄をマカイリーグ協会から評価された。

一般にはあまり知られていない、マルゲニア及び世界の歴史を大きく動かした大事件である。


暴風雪で家に帰れず。

帰ったら帰ったで水道管破裂・・・。


とりえず今出せる分まで公開します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ